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英紙ガーディアン、AMPがモバイルトラフィックの主軸に:その成功の秘訣

4/11(火) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

Facebook「インスタント記事」のGoogle版とでもいうべきAMP(アンプ:Accelerated Mobile Page)を、多くのパブリッシャーが先を争って導入している。英紙ガーディアン(Guardian)の経験が示すとおり、パブリッシャーが労を惜しまなければ、AMPは成功をもたらす。

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認知される稲妻マーク

ガーディアンのモバイルトラフィックに占めるAMPの割合は徐々に増加しており、現在ではGoogleモバイルトラフィックの60%がAMPだ。SEOコンサルティング企業ディファインメディア(Define Media)による最近の推定では、パブリッシャーがAMPから得るトラフィックは全体の10~15%とされているので、ガーディアンはそれを大幅に上回っている。

AMPのページは通常のモバイルページよりもクリック率が2%高く、AMPから非AMPへのクリックスルー率は8.6%高い。そう話すのは、ガーディアンの開発者、ナタリア・バルタザール氏。同氏は3月7日、8日にニューヨークで開催されたGoogle主催のカンファレンス「AMP Conf」の発表者のひとりだ。

「Facebookインスタント記事やAMPの稲妻マークを認識するユーザーが増えている」と、バルタザール氏は述べた。「一瞬で読み込めることが周知されたのだ」。

広告料金にも好影響?

ただし、一部のパブリッシャーは、AMPでは通常のモバイルページほど広告収入が得られないことに不満を漏らしている。これに対してGoogleは、パブリッシャーがAMPに設置している広告ユニットの数や、通常のモバイルページで販売している広告ユニットの種類といった要素により、広告収入は大きく変わるとしている。

AMPプロジェクト責任者、デビッド・ブレスビス氏によれば、AMPの売上は通常の4分の1だというパブリッシャーが、実は広告枠を4分の1しか設けていないことに気づいていないこともあるという。全体でみると、ビューアビリティ(可視性)、広告料、エンゲージメントに関して、大半のパブリッシャーはAMPにおいて、通常モバイルページと同等かそれ以上のパフォーマンスを上げていると説明する。

そんななか、ガーディアンは突出した成功例だ。ガーディアンのAMPと通常モバイルページの広告料の差は5%未満で、ビューアビリティは通常ページより高い。これは、広告の読み込みが通常モバイルページより速いためだと、バルタザール氏は説明する。

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