ここから本文です

浅田真央、3回転半で魅せた半生を米記者が回想「彼女は空気より軽くなった」

4/11(火) 17:28配信

THE ANSWER

「アサダは戦う人」…激動人生で世界に遺した功績「影響は今後数年続く」

 現役引退を10日深夜に電撃発表した女子フィギュアスケートの浅田真央(26)。世界選手権3度優勝するなど、国際舞台で強さを発揮した女王が氷上を去る影響は計り知れない。

【画像】浅田真央の”名シーン”ギャラリー

 アメリカのフィギュア専門メディア「アイスネットワーク」は、激動のフィギュア人生を詳細に振り返り、「アサダの影響は今後、数年続くだろう」と伝えている。

 フィリップ・ハーシュ記者は「浅田の影響は今後、数年間続くだろう――引退スケーターはトリプルアクセルと氷上の純然たる優雅さによって記憶される」との見出しで、特集を掲載。銀盤を舞った26歳の演技を「風に舞う羽根のよう」と回想している。

「これはアサダの氷上の動きへの最も的確な表現だ。たとえ、他のほぼ全ての女性選手と彼女をキャリア全般にわたって隔ててきたジャンプに、大人っぽい女性の気品を加えた晩年であっても。彼女は空気よりも軽くなった」

 また、同記者は「05年秋から08年の世界フィギュア選手権にかけて最高の女子スケーターだった」と記述。「アサダは戦う人だった」と表現し、競技人生を詳しく振り返っている。

「五輪で優勝せずとも永遠に忘れ去られることのない、稀有なスケーター」

 11年秋に母の早すぎる死に直面し、数週間後の全日本選手権で優勝したことを紹介。さらに「2014年のオリンピックでも同様のことが起きた」と記述。ソチ五輪のショートプログラムでトリプルアクセルに失敗し、16位と出遅れながら、フリーで完璧な演技を披露して3位の高得点をマークした。

「苦しいパフォーマンスから復活を遂げた。トリプルアクセルを成功させ、何百万もの視聴者や会場の人すべての心をつかんだ。ワンダフルでほぼ完璧なフリースケートを見せ、3位で終えたのだ」と強靭な精神力を称賛している。

 さらに記事では、浅田の引退を惜しむ世界のスケーターのツイートを引用。世界選手権3度優勝のエルビス・ストイコ(カナダ)は「涙がこぼれそうだ、僕の心を和ませてくれ!」と悲しみ、浅田を上回る世界選手権5度優勝のミシェル・クワン(アメリカ)は、こう投稿したという。

「マオ・アサダ、みんなずっとあなたのパファーマンスを永遠に忘れることはない」

 同記者は「クワンのように、アサダはオリンピックで優勝せずとも永遠に忘れ去られることのない、稀有なスケーターだ」と五輪メダル2度(銀、銅)の名選手になぞらえて表現している。

 日本にとどまらず、世界でも輝かしいキャリアを振り返られている浅田。五輪の金メダルに届かなくとも、希代の女王が魅せたスケートは多く人の脳裏に刻み込まれている。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:4/11(火) 17:28
THE ANSWER

記事提供社からのご案内(外部サイト)

THE ANSWER

株式会社Creative2

アスリートを目指す子供たちや競技者の育成とスポーツの普及をテーマとした総合スポーツニュースサイトです。