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MtGの最高額カード『ブラックロータス』とは? ヤフオク出品理由に騒然

4/11(火) 23:08配信

KAI-YOU.net

トレーディングカードゲーム「Magic:The Gathering」(MtG)において、最も価値があるといわれるカード「Black Lotus」(ブラックロータス)がヤフオク!に出品された。

世界的な人気を誇る「Magic:The Gathering」の中でも随一の人気カードであるため、市場に流れることはままある。これだけなら珍しくないのだが、なんと今回の出品理由が「引っ越した息子が置いていったものを処分する」というものだったため、その価値を知る人間を中心に騒然となった。

60万円まで値段が釣り上がるも、出品中止に

投稿された3枚の写真の中には、場合によっては100万円~300万円で取引される「ブラックロータス」のほか、それに追随する高額カード「Ancestral Recall」「Time Walk」の姿も確認できる。にもかかわらず、なんと開始価格は1000円。

「昔のカード色々」という投げ売り同然のこの出品。入札価格はみる間に60万1000円まで上昇していったが、出品者はコメントを追記して出品を取りやめる事態に。

そこには「入札された方には大変申し訳ない事を致しましたが、私自身そんなに価値がある物と知らず出品してしまいました。先ほど息子から連絡が入り怒鳴られました。」

「Black Lotus」ってそんなヤバいの?

「Magic:The Gathering」に詳しくない人にはいまいち実感がわかないだろうが、「Black Lotus」はヤバい。

「Magic:The Gathering」は25年以上もの歴史があるカードゲームで、「Black Lotus」や先述した「Ancestral Recall」「Time Walk」は初期のエキスパンション(カードのセットのこと)であるLimited EditionとUnlimited Editionにしか収録されておらず、俗にパワー9と呼ばれる強力すぎる9枚のカードに数えられている。

ゲームバランスの整備があまりなされていなかった初期カードの中でも特にぶっ壊れた強いカードの筆頭が「Black Lotus」であり、現在は特殊なレギュレーションで、デッキに1枚しか入れることが許されていないが、それでもプレイヤー、コレクターの双方が喉から手が出るほどにほしいカードの一つなのだ。

つまり、あらゆるトレーディングカードゲームの起源である「Magic:The Gathering」の最初のエキスパンションに収録された最強カード、それが「Black Lotus」だ。

その価値は、美品でLimited Editionのものとなると、1枚250万~300万円ほどで取引されると言われている。

今回の出品取りやめの理由として、「家族崩壊寸前で今回の出品は取り辞めとさせて頂きます」と出品者はコメントしている。

そもそも一連の出品や取り止めの理由も含めてその真偽はわからないが、もし本当だとしたら、実際に家族崩壊を起こすほどのパワーを「Black Lotus」及びパワー9のカードは秘めている。

筆者も久しぶりに実家に帰ったら宝の山だった「Magic:The Gathering」のカードがほぼすべて捨てられていたことがある。パワー9のような1枚で数十万もするカードはなかったが、それでも数千枚を合わせればそれなりの値段はするはずだった。

そしてなにより、ある人にとってはゴミの山にみえても、ある人にとっては人生の限りある時間を共に過ごした思い出深いものだったりする。たとえガラクタだったとしても、もしそれが家族のものだとしても、勝手に売ったり捨てたりするのはやめよう。取り返しのつかないことも、世の中にはある。

米村智水

最終更新:4/11(火) 23:08
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