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自己紹介をプレゼンのプロが伝授 地雷を踏まない方法

日経ウーマンオンライン(日経ウーマン) 4/11(火) 6:00配信

仕事でもプライベートでも、発信力を高めることができれば、やりたいことができる環境が整う時代。せっかくの実力が発信力の弱さで埋もれぬよう、プレゼンノウハウに詳しい池田千恵さんが指南していく連載です。

【関連画像】言ってはいけない言い訳を言ってしまうと…… (C) PIXTA

●自己紹介には地雷が埋め込まれている?

 新しいことが始まる予感に心弾むこの季節。転職や異動など、新環境での仕事が始まる方も多いことでしょう。ご自身の環境に変化がなくても、新卒者や転職者を迎え入れる立場になると、また気持ちも新たになります。出会いが増える時期ということは、自分のことをよく知らない人たちに自分を知ってもらうための挨拶が増える時期ということでもあります。

 以前ある人からこんな話を聞いたことがあります。

「初対面は人生で一度きり。だから必ずとびきりの笑顔でいるようにしている」

 この話を聞いてすてきだな、と思い、私も心掛けるようにしています。また、人生で一度きりだからこそ、最悪な第一印象を残してしまったら後々まで響くから怖いな、とも思います。

 初対面の笑顔だけでなく、笑顔にのせる言葉もまた、人生で一度きりです。ここで自己紹介にまつわる読者のお便りを紹介しましょう。彼女は自己紹介について苦い思い出があるようです。

地雷を踏んでしまった、こんな自己紹介

 「歓迎会を開いてもらって、順番に自己紹介をしてもらっていたときのことです。しっかりした会社に入社させてもらったので、周りが非常に優秀な人の集まりに見えていました。最後に私の番が回ってきて、「ちゃんとできる人だと思われなくちゃ」と思い、自分のこれまでの経験や成果を話しました(とはいえ盛ることなく)。

 そのときは無事に終わったのですが、後日お局さんから、「うちの会社は転職未経験者が多くて、転職してきた人に対してコンプレックスがあるから、ああいうふうにアピールすると角が立つよ」というようなことをチクリと言われました。

 じゃあどうすればよかったんだ……と思いましたが、確かに「できるアピール」だけしてもダメだったのかなぁとも、今となっては思います。こんなときはどうしたらよかったのでしょうか」

 お便りを読んで察するに、あなたの言葉がお局さんのコンプレックスを刺激し、地雷を踏んでしまったようです。子どもの「みんな持ってるから、おもちゃ買って!」の「みんな」は当てにならないのと同様、お局さんは自分が持っている転職者に対するコンプレックスを「うちの会社は……」という言葉に言い換えてあなたにぶつけたのでしょう。

 盛ることなく、自分の経験や実績を話したのであれば、あなたに非はないので、この場合は「よしよし、お局さんかわいそうね」と思って気持ちを切り替え、あまり気にしなくてもいい気がします。とはいえ相手は今後もお付き合いが長そうな方。言われたほうは苦い気持ちが残るものですよね。

 さまざまな人がさまざまな思いで働いている職場では、いつなんどき誤解が生じるか分かりません。せっかくのやる気を意図せざる意味に受け取られて悲しい思いをするのは避けたいものです。

 今回は感情的な誤解を最小限にとどめ、自分の伝えたいこともしっかりと届けるために心掛けるべきポイントについてお伝えします。

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最終更新:4/11(火) 6:00

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