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1歳まではダメ! 命にかかわる危険、あらためて警鐘

4/12(水) 12:39配信

オーヴォ

 「食中毒の発生について~1歳未満の乳児にはちみつを与えないでください。~」と題する発表が、4月7日に東京都福祉保健局から出された。発表によると、今年2月下旬にけいれんや呼吸不全などの症状で医療機関に救急搬送された生後5カ月の男の赤ちゃんが、3月30日に亡くなった。保健所で発症から死亡に至る経過など精査し、死亡原因はボツリヌス菌によるものと断定。この赤ちゃんは、発症の約1カ月前から、離乳食として市販のジュースにはちみつを混ぜたものを飲んでいたとの報告があり、赤ちゃんの便と自宅に保管していたはちみつ(開封品)からボツリヌス菌が検出され、「離乳食として与えられたはちみつ(推定)」を原因とする食中毒と断定されたという。

 栄養価が高そうで健康によいイメージがあるはちみつ。とろーりとしているところから赤ちゃんにも食べやすいのではというイメージを持つ人もいるかもしれないが、「乳児ボツリヌス症」の原因食品として知られている。福祉保健局のサイトによると、乳児ボツリヌス症は1歳未満の乳児に特有の疾病で、経口的に摂取されたボツリヌス菌の芽胞(ボツリヌス菌などの特定の菌が、増殖に適さない環境下で形成する)が腸管内で発芽・増殖し、その際に産生される毒素により発症するという。

 赤ちゃんが生まれると、「1歳未満の乳児にはちみつを与えないように」と出産した病院から指導されたり、育児書その他でこの文言を目にしたりするようになる。しかし、死に至るまでの危険は十分に認知されていないのかもしれない。今回の死亡事故のニュースを知り、衝撃を受けている子育て中のお母さん・お父さんたちも多いのではないだろうか。この事故を受けて厚生労働省も、“1歳未満の赤ちゃんにはちみつやはちみつ入りの飲料・お菓子などを与えないように”、“命にかかわる事態を招いてしまうことがある”ということを今一度広く発信して注意を促すために、食品安全情報に特化した「食品安全情報Twitter」ではちみつに関する注意喚起情報をツイート。リツイート数が7500を超え、この問題への関心の高さを実感したという。同省生活衛生・食品安全部では今後、「妊産婦や乳幼児の食事で注意したいこと」を発信することも検討したいという。

最終更新:4/12(水) 12:39
オーヴォ