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「あの膝の柔らかさはすごかった」 浦和の“10番”柏木が上海上港オスカルのプレーに脱帽

4/12(水) 11:50配信

Football ZONE web

後半途中からボランチに下がり対峙も「完全にやられました」

 浦和レッズのMF柏木陽介は、11日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)第4節の上海上港(中国)戦に、トップ下で先発フル出場し、チームは1-0で勝利した。柏木はゲーム中に対峙した相手のブラジル代表MFオスカルについて「あの膝の柔らかさはすごかったですね」と、舌を巻いた。

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 浦和はこの日、前節の試合終了間際に退場処分となったFW興梠慎三を出場停止で欠いた。前線にはFWラファエル・シルバとFWズラタンが2トップに配置され、柏木はトップ下の位置に入った。ここ数年はボランチでの起用が多かった柏木だが、トップ下として「楽しいですよ、トップ下は。ボランチまで下がって受けたり、高い位置を取ったりとね」と、自由な位置取りをしながら躍動した。しかし、後半途中の選手交代でボランチにポジションを移してからのプレーは、オスカルに世界レベルを見せつけられたと話した。

 浦和はR・シルバのゴールで1-0とリードしていた後半15分を前に、FW李忠成とFW武藤雄樹を投入。柏木がボランチに下がり、普段の1トップ2シャドーに変化した。そのことをオスカルは感じ取ってプレーしていたのではないかと、柏木は話す。

「今日は前半から運動量もあって体力がきつかったなかで、オスカルと対峙して完全にやられましたね。気持ちいいくらいに。オスカルは自分が守備の穴だと見抜いていたんじゃないかな。自分が下がったことで向こうが前に来てしまった面もあるから、自分が前にいて相手を下げさせた方が良かったかもしれないけど、それは監督の判断なので」

PK献上時の狡猾な駆け引き「ぶつけに来た」

 そのマッチアップが、ゲームに影響を与えたのは後半20分だった。ペナルティーエリア内の左45度付近の位置からオスカルが仕掛けると柏木が対応したが、このプレーでファウル。PKが与えられた。オスカルのキックをGK西川周作が弾き出して事なきを得たが、ここでの駆け引きにも世界レベルを感じたという。

「PKの時、来るかなと思ったけど、相手が足をぶつけに来たというか。かわそうと思えばかわせたはずなんだけど、そこら辺も世界でやっていた上手さなのかな。しっかり守備に帰れたというのがあってのファウルではあるけど、周ちゃん(西川)には感謝です。

 あの膝の柔らかさはすごかったですね。ボランチでやっていくなら、守備力を身につけなきゃいけないと思います。できる部分も多くなってきたけど、まだまだ足りないというのは感じましたね。世界に追いつくためにも少しずつ自分の足りないものを埋めて、良いところも磨いていきたい」

 この後、残り10分を切ったところで浦和ベンチはDF那須大亮の投入を決断。DF遠藤航がボランチにシフトし、柏木は再び前線に出た。「交代は自分かと思ったし、正直しんどかったけど最後まで頑張るしかなかったから」と、最後まで全力プレーを続けた。結果的にオスカルが、この日2度目のPKも失敗したことで浦和が勝利。グループステージ突破に向けて大きく前進した。

「良い部分も悪い部分も出たけど…」

 柏木は「良い部分も悪い部分も出たけど、これがACLの魅力ですね。お互いに攻め合うので」と、スッキリとした表情で話した。昨季は広州恒大(中国)との対戦で、攻撃時にブラジル代表MFパウリーニョのマンマークを受け、今季は守備時にオスカルからターゲットにされた。こうした経験は、柏木にとって自身のレベルの確認とモチベーションアップに大きな効果を発揮しているようだ。

「最近は体のフィーリングも良くて、10代に戻ったような体でプレーできているのかなと思う」と、良好なコンディションを維持している柏木は「リーグもACLも勝ち続けられるようにしたい」と勝利の余韻に浸る間もなく視線を切り替えていた。

轡田哲朗●文 text by Tetsuro KUTSUWADA

最終更新:4/12(水) 11:50
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