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炎上芸の「サザエbot」中の人が奇妙な個展開催

4/13(木) 18:47配信

KAI-YOU.net

度々炎上を重ねながら、現在もフォロワー20万人を誇るTwitterアカウント「サザエBOT」の運営者である「なかのひとよ」さん初となる個展「#ブラックボックス展」(BLACK BOX)が開催される。

【奇妙なキービジュアル「#ブラックボックス展」】

会期は、2017年5月6日(土)から6月10日(土)まで。場所は、六本木にあるART & SCIENCE gallery lab AXIOMにて。

本展は、展示内容の情報が事前に一切開示されない。さらに、会期中も写真や動画撮影、録音はもちろん、展示内容をネット上に発信・公開する行為や第三者に公言・口外する行為を禁止するという。

当日、会場にて同意書に署名した方のみ入場可能となっている。

炎上、匿名、メディアアート賞受賞の「サザエBOT」運営者

なかのひとよさんは、2010年よりサザエBOTの運営を開始。

国民的人気キャラクター・サザエさんを思わせる作風で、様々な場所に出没し、ツイートを繰り返してきた。

ユーモアのあるツイートは広く拡散される一方、そのパロディーやパクツイ行為などから、しばしば炎上を繰り返してきた存在でもある。

そして、2015年からは、20万人のアカウントのツイート権限をフォロワーに解放(外部リンク)。匿名ツイートを拡散するプラットフォームとして運営を開始した(2017年1月には匿名ツイートは停止)。

2016年には、世界的なメディアアート賞「Prix Ars Electronica 2016」(プリ・アルスエレクトロニカ)において、Perfumeの演出で知られるライゾマティクスの真鍋大度さんらに並んで、「サザエBOT」プロジェクトが「デジタルコミュニティーズ」部門で優秀賞を果たした。

Instagram時代のアートに向けたアンチテーゼ「#ブラックボックス展」

様々な実験を繰り返してきた、なかのひとよさんによる初個展「#ブラックボックス展」も、奇妙な内容となっている。

展覧会やイベントにおいて、事前情報や会期中の様子を来場者がSNSで拡散することを積極的に促すことの多いこのSNS全盛時代に、それに抗う形で、事前の展示情報どころか、会期中の内容を一切非公開。

第三者に他言することも禁止し、同意書にサインした者のみが来場可能だという。

本展について、なかのひとよさんは「この実験的空間には、来場者にしか知り得ない嘘のような真実が隠されています」としている。

会場となっているART & SCIENCE gallery lab AXIOMも、2016年に始まったばかりのギャラリースペース。アート&サイエンス専門のギャラリーとして、これまでメディアアーティスト・落合陽一さんらの展示が行われてきた。

オーナーは、吉井仁実さん。2013年、写真家のレスリー・キーさんが男性器の写った写真集を販売したとしてわいせつ図画頒布容疑で逮捕された際、写真展会場のオーナー兼ディレクターとして同じく逮捕された人物、と言えばピンと来る人もいるだろう(外部リンク)。

これまでにないコンセプトで運営される新ギャラリーにて、常に物議を醸し続けるなかのひとよさんによる「BLACK BOX」の蓋が開く。

新見直

最終更新:4/13(木) 18:47
KAI-YOU.net