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「誰もこんな経験は…」「UEFAが決定したんだ」 バス爆破被害のドルト戦でモナコの名手も勝利喜べず

4/13(木) 21:20配信

Football ZONE web

ファルカオとムバッペのダブルエースが複雑な心境を告白

 ドルトムントのチームバスの爆破被害により、12日に延期されて行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ドルトムント対モナコの第1戦は、敵地に乗り込んだモナコが3-2で勝利を収めた。だが、衝撃の事件からわずか 24時間後にピッチに立つことになったドルトムントに対して、初戦で白星を飾ったモナコの選手から同情の声が出ている。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じた。

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 コメントを残したのはキャプテンを務めるFWラダメル・ファルカオ、そして現在売り出し中のFWキリアン・ムバッペの2人だ。モナコは前半19分にムバッペ、同35分にはオウンゴールで2点を奪った。その後1点を返されたものの同34分にはムバッペがこの日2ゴール目を決め、3つのアウェーゴールと勝利を持ち帰った。

 しかし、彼らも複雑な心境だったようだ。 24時間遅れのキックオフを迎えたファルカオは「起こったことをすべて受け入れることは難しかった。僕らはこの2日間この試合に照準を絞っていた。ただ、あの爆破事件はドルトムントの選手の集中を大きく変えてしまったかもしれない。ドルトムントの選手にとっては難しかった。選手が怪我をしてしまったのだから。しかし、FIFAが我々は試合をしなければいけないと決定したんだ」と語った。スペイン代表DFマルク・バルトラは爆破事件の唯一の被害者となり、右腕を骨折。緊急手術を余儀なくされた。

 ファルカオはドルトムントに同情しながらも、翌日の試合決行を決めたUEFAの心無い配慮に不満を漏らしている。殊勲の2得点を挙げ、ビッグクラブからも注目を浴びているムバッペも同様だった。

フランス代表の友人デンベレに連絡

「対戦相手と事件の兼ね合いから、全体的に難しい試合だった。 そのなかで僕らも最善を尽くそうとした。そこまで大きくはないけれど、アドバンテージを手にすることもできた」

 こう語ったムバッペはフランス代表の友人、ドルトムントFWウスマン・デンベレに連絡を取っていたという。

「ウスマンに電話をかけようとしていた。彼は状況を説明してくれた。僕は彼と彼のチームにいる。我々は一緒なんだと伝えた。ウスマンに状況を伝えようとしたし、彼も僕に状況を伝えてくれた。他の誰にもこんな経験はしてほしくないんだ」

 エンバッペはこう語った。そして、骨折のバルトラに対してもエールを送っている。「選手は今回の出来事で動揺している。僕らは全員バルトラとともに一緒だ。そして彼と同じく、ドルトムントの選手たちにとっても難しかったと思う。全力でサポートしたい」

 ショックを抱えながらの90分となったドルトムントだが、モナコの選手もまた複雑な気持ちでジグナル・イドゥナ・パルクのピッチに立っていたようだ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:4/13(木) 21:20
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