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ドルトMF、涙を浮かべ爆発事件振り返る「遠いどこかのことだと思っていた」

4/13(木) 16:00配信

フットボールチャンネル

 ボルシア・ドルトムントは12日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグでモナコと対戦し、2-3で敗れた。

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 ちょうど24時間前、ドルトムントの選手たちは乗っていたバスがテロと思われる爆発に襲われ、DFマルク・バルトラが右手首骨折の重傷を負うなど前代未聞のアクシデントに見舞われた。そんな状況で1日も経たないうちに大一番に臨んだ選手たちは精神的にダメージを受けた状態だったようだ。

 長年ドルトムントに在籍し、モナコ戦に途中出場したトルコ代表MFヌリ・シャヒンは試合後、ノルウェーのテレビ局『viasport』のインタビューに答え、涙ぐみながら爆発事件からの24時間を振り返った。

「あのことについて話すのは難しいし、正しい言葉を見つけるのも困難だ。僕らはテレビでああいったことを何度も見てきた。そして自分たちからは遠い遠いどこかのことだと思っていた」

 テロの恐怖を身近なものとは感じられていなかったシャヒンは、自らをはじめチームが襲われることなど想像もしていなかったようだ。「本当に遠いところから近くにきて、昨夜僕らはああいったシチュエーションになったらどうなるかというのを身をもって感じた。今後一切あんなことは味わいたくない」と声を震わせながら語る。

 当然のことながら事件から1日で気持ちを切り替え、試合に集中するのは難しかった。「正直なところ、僕は後半のピッチに立つまでサッカーのことを考えていなかった」とシャヒンは明かす。だが、事件後の家族との再会を思い出し、プレーに集中できるようになったという。

「奥さんや息子が家のドアの前で待ってくれていた時、自分たちが幸運だったと感じた。サッカーが重要だと理解した。僕たちはサッカーを愛している、サッカーから苦しみも味わったけど、大好きなんだ。僕らはたくさんのお金を稼ぎ、特権的な生活を送っているかもしれないけど、その前に人間だ。それはこの世界でサッカー以上にずっと大事なことで、僕らは昨夜それを痛感したんだ」

 目に涙を浮かべながらインタビュアーの質問に淡々と答えていったシャヒン。今回の爆発事件によって受けた精神的なダメージは、外部から推しはかることのできないほど大きなものだったに違いない。

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