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【浦和】上海上港を完封した西川周作がシュークリームを大事に持って現われた理由は?

SOCCER DIGEST Web 4/13(木) 0:21配信

西川は察した。オスカルはイライラしているようだった――。

[ACLグループステージ4節]浦和レッズ 1-0 上海上港/4月11日/埼玉スタジアム
 
 ピンチはチャンス——。浦和の守護神、西川周作がブラジル代表MFオスカールの2本のPKを阻止し(1本はセーブ、1本はバーの上へ外れる)、さらに再三にわたってビッグセーブを連発。”日本に西川あり”と印象付ける圧倒的な存在感を示した。
 
 ラファエル・シルバの44分のゴールで、浦和が先制に成功する。しかし後半は、目の色を変えて襲い掛かる上海上港のタレント軍団に押し込まれた。
 
 迎えた65分、シャドーからボランチにポジションを代えた柏木陽介がペナルティエリア内で、オスカールの狡猾なドリブルに足をかけたとしてファウルを取られ、PKを与えてしまう。
 
 しかし、西川はこのピンチ到来をポジティブに受け止めた。
 
「自分にチャンスが来たと思った。『無』の気持ち。相手の癖も考えて、上手く止められました」
 
 そう振り返った西川は、左に横っ飛びしてオスカールのキックを右手一本でビッグセーブ! ポストに弾かれたボールを、最後は槙野がクリアして、この最大のピンチを乗り越えた。
 
 ところが……。76分、上海上港のクロスをブロックした槙野の手にボールが当たってしまい、2本目のPKが与えられた。キッカーを務めるのは、再びオスカールだ。
 
 同じ方向に蹴るのか? 逆を突くのか? ふたりの間で駆け引きがされていた。ただ、西川は気持ちのうえでも優位に立っていると感じたと言う。
 
「絶対に先に動かないように心がけました。蹴る瞬間に反応しようとしたら、外してくれました。オスカール選手はイライラしているようだった。ただ僕は落ち着いて(PKに)入れて、それが結果にもつながりました」
 
 西川の動きを見切って蹴ろうとしていたオスカールだが、そのキックはクロスバーの上を大きく越えて行った。ブラジル代表の中盤を担ってきた25歳のテクニシャンにも、心理面の駆け引きで勝った。
 
 浦和にタイトルをもたらした昨季のG大阪とのルヴァンカップ決勝以来のPKストップ。ただ、「浦和に来て、試合中に(PKを)止めたことがなく、今季に懸ける想いも強かった。なによりサポーターの皆さんに笑顔になってほしかった」と言う。
 
 そして試合後、選手が取材に応じる「ミックスゾーン」に表われた西川の大きな手に、大切そうにあるものが収まっていた。
 

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最終更新:4/13(木) 0:21

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