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100円からの「コワークスペース」 増えるノマドの居場所

4/14(金) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 外出先で仕事を効率よくこなすなら、最新のモバイルガジェットを活用するだけでなく、集中して仕事ができる場所の確保も重要。カフェが手軽でよく使われるものの、長時間滞在したり、周囲を気にせずに仕事をしたりするのは難しい。かといって、シェアオフィスやレンタルオフィスは月額制のものが多く、一般のビジネスパーソンが使うにはハードルが高い。

 そこで薦められるのが、最近増えつつある「コワークスペース」。仕事をすることに特化した時間貸しスペースだ。無線LANやコンセントが完備され、施設によっては複合機や文房具なども使える。静粛な環境なので、仕事に集中できるのがメリットだ。

■ワンコインで手軽に使える、飲食店の空き時間など活用で拡大

 なかでも気軽に利用できるのが、東京・渋谷にある「コインスペース」。「コインパーキングの人間版」(コインスペース代表取締役の佐藤悠太氏)がコンセプトで、料金は15分で税込み100円からと細かく設定されている(最大料金は同1500円)。サイトから事前予約ができる点も便利だ。サービス内容はシンプルで、用意されているのは無線LANとコンセント程度。飲食サービスはないが、持ち込み自由となっている。

コインスペース●利用時間:7時~23時●料金(税込み):15分100円~●コピー機:なし●プリンター:有料●フリードリンク:なし


 2017年2月からは、夜だけ営業しているレストランの空き時間を利用した2号店がオープンした。仕事用に造られた空間ではないが、カップル向けの半個室スペースなどは周囲が気にならず、使い勝手は良かった。今後、このような店舗を募り、「渋谷を中心として年内に100カ所を目指す」(佐藤氏)。

■プリントから備品の貸し出しまで無料で充実、カラオケルームも

 カラオケなどのレジャー施設を運営するパセラグループも、既存のレストランを平日17時までコワークスペースとして貸し出す取り組みを始めた。東京・池袋駅前にある「パセラのコワーク サテライト池袋店」だ。利用は3時間1000円(税込み)、1日1500円(同)。無線LANとコンセントを増設し、無料で1日100枚までプリントやコピーができる複合機や、デスクライト、外付けモニター、文房具類を用意する。テーブルは半個室風になっているため、他の利用客を気にせずに仕事に集中できた。

パセラのコワーク●利用時間:9時30分~23時●料金(税込み):2時間1000円~●コピー機:無料●プリンター:無料●フリードリンク:あり


 同社は14年から東京・東新宿で専用施設「パセラのコワーク」を運営し、月間契約だけでなくゲスト利用も受け入れている(2時間で税込み1000円、8時間で同2000円)。こちらは利用時間が23時までと長いものの、アクセスはあまり良くない。立地や料金の面を考えると、サテライト池袋店のほうが利便性が高そうだ。「働き方改革によるニーズの高まりを捉え、他エリアの既存店舗でも展開していきたい」(運営するニュートンの槙野秀俊新規事業開発室長)という。

 同社はこの他、カラオケルームを「パセラの会議室」と銘打って打ち合わせスペースや法人会員向けの仕事用スペースとして貸し出している。以前から、平日の昼間にカラオケルームを仕事用に借りるビジネスパーソンはいるという。プリンターはないものの、コンセントと無線LANは備わり、ワンドリンク付きで30分・税込み250円から(店舗によって料金は異なる)。主要駅の近くにあり、使い勝手は悪くない。

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最終更新:4/14(金) 7:47
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