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ロレアル パリは、いかにインフルエンサー活用してきたか?

4/14(金) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

コスメ業界全体に美容ブロガーが台頭してきている。今日のマーケターは「有名人がおすすめ!」というお決まりの手法以外にも、インスタグラムで人気の「コントゥールメイクの女王」などを起用しているのだ。

多様性を取り入れないことは企業にとってどのような危機を招くのか

しかし、費用も高く、秩序が整っていない、この新しい領域で、うまく関係性を維持していくにはどうしたらいいのだろうか。

昨年、ロレアル パリ(L’Oreal Paris)は5人編成のビューティスクワッド(Beauty Squad:スクワッドは、本来軍隊用語で「分隊」を意味するが、ネットスラングで「仲良しグループ」も意味する)を結成した。メンバーはいずれもYouTubeのスター。それぞれが違う民族の出身だ。彼女たちは現在パリファッションウィークなどのイベントに参加して、新商品のお披露目を行っている。

エミリー・キャナム、コーシャル・モダ、パトリシア・ブライト、ルース・クリリー、ビクトリア・マグラスの5人組は、ともに美容ブランドのロレアル パリが、オンライン上で新規顧客を獲得するのを後押ししてきた。また、商品開発とそのメッセージ発信をより包括的に実施したいという同社の考え方を形作っている。

ロレアル パリU.Kのゼネラルマネジャーであるエイドリアン・コスカス氏は、英DIGIDAYにその詳細について語ってくれた。内容を読みやすくするため編集、要約している。

◆ ◆ ◆

――2017年のインフルエンサーについてどう思う? 彼女たちはトゥルーマッチのような主要キャンペーンへの起用が明らかに増えているようだが。

ロレアル パリは歴史的に有名人や女優を広告塔として起用してきた。しかし、インフルエンサーには消費者の声という、ほかとは異なる価値がある。彼女たちが居てくれることで、より良質なキャンペーンやコンテンツ、そして商品を生み出すことができる。その過程で生のフィードバックをもらうこともできる。彼女たちのおかげで、いままでにリーチできなかったコミュニティにも手が届くようになり、ロレアル パリにより包括的な一面が加わった。

――ビューティスクワッドのフィードバックはどのように作用するのか?

3月初め、我々は実際にビューティスクワッドとロレアル パリの研究所へ赴いた。カラーについて「ああでもないこうでもない」とさんざん話し合ったあと、彼女たちは自分が見てみたいと思う色味について、いくつものアイデアを出してくれた。

我々の関係はこれからも続いていくので、今後もこういった議論は増えてくると確信している。コンテンツについていえば、先日新たにコンシーラーを発売する際、彼女たちからヒントを得て、初心者にもわかりやすい使用法の説明動画を制作した。また、彼女たちが日常取り入れている美容習慣(普段製品をどんな順番で使っているか)をブランドレベルで再現した。

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