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厳しく注意を! 子どもの「ボール遊び」には刑罰も

4/14(金) 17:21配信

オトナンサー

 近所の子どもたちが、自宅前の道路で「ボール遊び」をしており、危ないので注意しても止めてくれない――。

 皆さんには、このようなご経験がおありでしょうか。「たかが、ボール遊びだから」。そう軽く考えがちですが、道路の状況によってはボール遊びも、刑罰を科される法律違反となりえます。

 道路での危険なボール遊びには、毅然と対応しましょう。

「交通のひんぱんな道路」は禁止

 弁護士の藤原家康さんによると、道路でのボール遊びについて道路交通法は76条4項3号で、「交通のひんぱんな道路で球戯をすること」を禁止しています。これに違反した場合の法定刑は、5万円以下の罰金とされています。

 この「交通のひんぱんな道路」とは、道路の「属性」ではなく「状態」を表すとされており、たとえば、昼間は交通量が多く、早朝は閑散としている道路で早朝にボール遊びをしても、罪には問われないと考えられます。

 なお、交通量がどの程度ならば「ひんぱん」といえるかは、道路の広さと歩行者、車両との相対的関係により“社会通念上”判断されるといいます。

 それでは、ボール遊びによって車を傷つけられたり、窓ガラスを割られたりした場合、相手方にどのような法的責任を問えるのでしょうか。

 藤原さんによると、これらの行為は、故意であれば刑事上の器物損壊罪(刑法261条)にあたり、法定刑は「3年以下の懲役または30万円以下の罰金もしくは科料」とされています。民事上は、故意のほか過失による場合、不法行為(民法709条など)による損害賠償請求が考えられます。

路上パフォーマンスやスケートは?

 ちなみに、路上パフォーマンスやローラースケートなどの行為はどのように扱われるのでしょうか。

「ほかの人の交通について、事故になりうるなどの危険を発生させた場合、罰せられることになると考えられます」(藤原さん)。

 路上パフォーマンスは、道路使用許可を得ないで行った場合、道交法77条1項(一定の場合に許可を得なければならない)に違反することがありえます。これに違反した場合、「3月以下の懲役または5万円以下の罰金」が科されます。

 ローラースケートはボール遊びと同様に、「交通のひんぱんな道路」で行うことが禁止されており(道交法76条4項3号)、法定刑は5万円以下の罰金です。

オトナンサー編集部

最終更新:4/14(金) 17:57
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