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クロップ監督、香川ら愛弟子の勇敢な戦いぶりに賛辞 古巣の爆破被害に心痛も「必死に戦っていた」

4/14(金) 11:30配信

Football ZONE web

古巣ドルトムントが爆破事故の標的に 「多くの友人がバスに乗っていた」

 リバプールのユルゲン・クロップ監督が古巣ドルトムントの移動バスを襲った爆破事件に心を痛めている一方、現地時間12日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝モナコ戦で2-3と惜しくも敗れたが、日本代表MF香川真司らかつての愛弟子の勇敢な戦いぶりに賛辞を送っている。英地元紙「デイリー・ミラー」が報じた。

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 クロップ監督は2008年から15年までドルトムントで指揮を執った。2010-11、11-12シーズンにブンデスリーガを連覇し、日本代表MF香川真司の才能を磨き上げた恩師でもある。

 11日に予定されていたCL準々決勝モナコ戦を前に、宿舎からジグナル・イドゥナ・パルクへ向かう古巣ドルトムントのチームバスが爆破事件の標的となり、香川やスベン・ベンダーら教え子もバス爆破という恐怖に遭遇した。

「私の発言が重要とは思わない。誰もが自分にとっても難しい瞬間だと理解できるだろう。ドルトムントとどれだけチームホテルで過ごしたのか分からないほどだから。(爆発のあった)その通りも正確に知っている。多くの友人がバスに乗っていた。私はメルウッドからの家に戻る途中だったんだ」とクロップ監督は語る。

「私のバカな質問で彼らの邪魔を…」

 指揮官はリバプールの練習場から帰宅中に電話で凶行を知らされたという。

「私は本当に心配している。恐ろしい気持ちになった。最初は少し安心感もあったけれど、情報が入るにつれ、深刻な気持ちが広がっていった。いろいろな人に電話をした。だが、私のバカな質問で彼らの邪魔をしたくなかった。私も他の世界の人々と同じように(事態の解明を)待っていた。サッカーのことなんて考えられなかったよ」

 サッカーに命を捧げている闘将も、古巣の人々の無事を祈る気持ちしかなかったという。ドルトムントは事故から24時間後にモナコ戦に臨み、本拠地で2-3と敗れた。

 愛弟子の香川は1得点1アシストと躍動したが、爆破事件翌日に試合開催を受けて主催者のUEFA(欧州サッカー連盟)に対する批判が渦巻いている。ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督は怒りをぶちまけ、「我々はUEFAの決定を文書で命令された。スイスによって下された決定は我々を直接的に懸念させるものだった。我々はこれを忘れないだろう。非常に悪い気分だ」と語っていた。

 クロップ監督はトゥヘル監督やドルトムント側の心情を汲みながらも、放映権料やチームスケジュールの兼ね合いを受けて、日程問題に一定の理解を示している。

「かつての選手の目にショックを受けた」

「両方の意向を100パーセント理解できる。他の日程を探すのが難しかった。他の日にプレーできないことはみんな分かっていたのだろう」と語り、ドルトムント側と主催者UEFA側の両方に理解を示している。

 その一方で、試合に感銘を受けたと明かす。「私はボルシア・ドルトムントを心から誇りに思う。試合ではベストを尽くしていた。かつての選手の顔を見て、彼らの目にショックを受けた。彼らは本当に本当に必死に戦っていたんだ」と言葉をつないだ。

 メガネとヒゲの心優しき名将は、教え子の勇敢な試合ぶりを讃えていた。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:4/14(金) 11:30
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