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ゴルゴ松本「命」の授業を展開!法務省から表彰も

4/15(土) 7:05配信

ザテレビジョン

一般企業や地方公共団体、さらに少年院・女子少年院などで精力的に講演活動を行っているTIMのゴルゴ松本。「命の授業」と銘打ったゴルゴの講演は話題を呼び、人気バラエティー「中居正広のキンスマスペシャル」(TBS系)や各局のワイドショーでも取り上げられるほど。今回そんなゴルゴに直撃インタビュー、「命の授業」誕生の秘密から、そもそも「命の授業」とは何なのか語ってもらった。

【写真を見る】全力で「命」を披露してもらった

――大人気の「命の授業」ですが、どのようなきっかけで誕生したのでしょうか?

元々後輩たちを集めて“ゴルゴ塾”というのをやっていたんですね。一緒にネタを考えたりとか、僕が学んできたことで面白い話とか、不思議な話を交えながら。日本の歴史を僕が学んできて面白いなと思ったことを言うようになって、歴史の中で古い文献なんかを読んでいると、日本語には“言霊”があると。

サザンオールスターズさんの歌にも「愛の言霊」っていう曲があるじゃないですか。「言葉に魂が宿るって何だろうな?」と不思議に思いながらも歴史を勉強していくうちに「本当に力があるんじゃないか」と思い始めて。

自分の人生を振り返ってみて、いろんな言葉に元気づけられ、勇気づけられ、不思議な力あるなと思って。で、後輩たちにも叱咤(しった)激励するようにいろんな言葉を言っていたんですね。

僕らの世界って後輩たちに追い抜かれる現象が起きるじゃないですか。後輩が先に売れてしまうと落ち込むじゃないですか。そういう姿を結構見ていたんですね。そんな後輩たちに「集まれ」って「ゴルゴ塾」というのを開催するようになって。そこでいろんな話をしていた内容が基なんですね。

そこから何年かした後に、知り合いの方から「少年院で何かしゃべってくれないか」っていう話が来て、その方とお会いして話を聞いたら、そういうことをプロジェクトとして新しく始めたいんだと。

表に出てイチからやり直したい人たちの就労支援を手伝っている方で。一度やってみましょうかとなって、2011年11月22日にやるんですけども、始めるに当たって、法務省にあいさつに行ってこういうプロジェクトを始めますと。

担当の方は、様子も分かりませんし「どんなことをやるんですか? どんな話をするんですか?」と聞かれたときに、これまで後輩たちを集めてこれこれこういう話をしていてと説明して、やっていくうちに今の形…身近にある漢字を交えてしゃべったり、会話するようになっていきました。(※2014年12月には法務省東京矯正管区から表彰)

――「金スマ」で放送された女子少年院での「命の授業」を拝見しました。すごく授業がうまいなと感じました。

あれはテレビの編集ですからね(笑)。普段少年少女たちが使っている言葉をチョイスしながらしゃべってますと、それは僕でも子供の頃理解できたような言葉だったりするので、世の中そんなにたくさんの言葉を知らなくても実は生きていけるじゃないですか。

その中でも「大切な言葉には魂が宿る」ってしゃべっているので大切なのは言葉の使い方なんだよというところから。全員を改心させようなんて思ってもいないので僕は。

そうするとまた目線が変わってしまうので。あくまでも僕は彼ら彼女らの人生の1ページ、通過点にたまたま出てきたオヤジでしかないので。そのオヤジがしゃべったことで何かヒントを得てくれたらいいかなという感覚でしゃべっています。あくまでも基本的には会話をしに行っています、子供たちと。

――では講演会用にネタを集めてという感じではないのですね。

そんなもの全然ないですよ。後輩たちに普通にしゃべったことをそのまま(笑)。こうやってしゃべりながらひらめいて思い付いたり、会話の端々に出てきたキーワードを基にしてしゃべっているので。

「これからしゃべろう」っていうのを1回用意して行ったら全然しゃべれなかったときがあって(笑)。用意した項目10種類くらいあったんですけど、1個もしゃべれなかったことがあって、こういうの用意しない方がいいんだなと思って。あくまでも会話です。こっちが質問して、答えてもらったりね。

――講演される場所によってもテーマを変えたりするのでしょうか?

いや一切変えないですね、いつもやっていることをやるだけです。僕が思っているのは「言葉が大切だ」ということ。その言葉は元々どこから出て来るのかといったら、心から出てくるんですけど、「心」の「音」と書いて意識の「意」なんですよ。

意識って音なんだと、心には音が芽生えるんだと僕の中でヒントが降りてきたような感覚があって。「えっ、音って何だろう?」言葉って体から出てきたものであって目に見えないじゃないですか。

自分の名前にも漢字がありまして僕は松本ですけど、松本さんはどこから来たんだろうと思って。「本」っていう字は分解すると「木」の根本に線が引いてあるんですね。根本見本手本の本で、そういう「本」が大事ですよ、根っこが大事ですよと。

――そういうことを調べる作業って大変なんじゃないですか?

好奇心、興味が湧いてますから、興味という「味」が起きてますから、これが趣味っていう「味」になっていきますから。そこに意味という「味」を見つけていく作業は、自然となっていきますよね。

「好奇心」という言葉が、文字でいうと3文字、「“好”きでいると“奇”跡を起こす“心”」って書きますけど、それは捉え方じゃないですか。

本当に奇跡を起こすかといったら、奇跡を想像してみると、嫌いなことをやっているときには奇跡なんて起こらないですよね。スポーツでも何でも奇跡的なゴールとか奇跡的なホームランが出るのは、やっぱり好きでそこに集中しているから出るわけで。そういうふうに自分でいろんなものを組み合わせて、もしかしたらここでこうだからこうだとかいう組み合わせをよくしてますね、普段から。

――そんな中、今度イベントがあるということで。

「ワタナベエンターテインメント」の「第3回下北沢ワタナベエンタメフェス」が約3週間! その中で僕がいただいた90分=5400秒は、大切な時間なんですけど、あくまでも勉強というより、なんかヒントを得て、「あ!」って思えること、聞いてくれる人の耳に入って、心に入ってくれたらいいかなという感覚でしゃべろうと思います。

今回4月22日土曜日に、初めてライブ形式でやるんですけど、それはあくまでも「命の授業」。内容は一緒ですけど、ちょっと工夫してやろうかなと。

――ゴルゴさんの今後の目標、例えばもっと大きな会場で挑戦してみたいとかあるのでしょうか?

それはないですね。会場は別に、目の前に一人でも1000人でもできますから、ホワイトボードもあってもなくても。ですから来るときは皆さんペンとメモを持って、人間見ているだけでは忘れてしまいますから、自分なりにメモるというのが非常に大事で。

目標としては、日本語の研究、言葉の研究、日本の歴史の研究はずっと続けていきながら、今面白いところまできているので、もっと深いところまで行きながら、言葉で世の中を元気づけたり勇気づけたり明るくしたいなと思ってます。

――今そうすると「命の授業」を展開するゴルゴ松本さんと、TIMさんとしての活動と、割合でいうと?

99対1ですね(笑)。僕らもお互い50歳を超えて、4月17日が僕の誕生日で、1週間後にライブをやるんですけど、大人として、これも一つの形なので、また大人のコンビのネタ・空間は作れたらいいなと思ってますし、作れるんじゃないかなと思ってますね。今後もしかしたら90対10くらいにどんどん変化していくかもしれませんが。

――いろんな言葉の研究をしていく中で、ゴルゴさんの一番好きな漢字ってあるのでしょうか?

ないですね! よく聞かれるんですけど、漢字はそれぞれに意味があるから、命には命の意味があるし、僕が世に出たのは命のギャグからですけど、全ての生き物に宿っているものじゃないですか、生命のことなので。

赤ちゃんの命に名前付けるじゃないですか、命名するんですよ。命の名前を使って一生生きていくんですよね。運命とか使命とか宿命という命があるじゃないですか。生きている間、天命・寿命を迎えると命日になるんですよ。

だから生きている間が命なので、その間一生懸命なんて言葉もあって。だからそういうことを漢字が教えてくれているのかなと。

僕は命というギャグを体でやってますけど、命は全員に存在しているものなので、好きって言われると全部好きなんですけど…まぁ「命」になってしまうのかもしれませんね。でも僕が本当に思っているのは、意識の「意」ってこれは非常に大事だなと思ってます。誠意とか決意とか熱意の「意」で、これを研究することを今ずっとやってます。

――では最後にですね、若い方へ向けてゴルゴさんからメッセージをいただけますか?

調子がいい時は、調子に乗っていっていいと思うんですけど、大体その人のその時のレベルで調子が崩れるんです。調子いいところまでは行けるんです。

でもその先は、全てが絡み合っていないときは崩れるんですね。だから常に力を付けながら、今やっていることが5年後10年後の自分を作るわけで、5年後10年後はその時にやっていることのさらに先の5年後10年後を作るので、常に今から継続、何かを続けていく、これが未来を作るので、諦めずに楽しくやればできると、やらなきゃできない何事もっていう言葉があるように、常に自分を信じて、その信じたことが世の中のためになるように、心掛けて、楽しく笑顔で過してくれたら幸いでございます。

最終更新:4/15(土) 7:05
ザテレビジョン

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