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“中華ミラノ・ダービー”はミランがラストプレーで追いつき劇的ドロー! インテルは長友が奮闘

4/15(土) 21:57配信

SOCCER DIGEST Web

捨て身のミランがラストプレーで歓喜。

 現地時間4月15日、サン・シーロでセリエA32節のインテル対ミラン戦が開催された。2016年夏に中国の蘇寧グループの手に渡ったインテルに続き、13日にはミランも中国投資グループ『ロッソネーリ・スポーツ・インベストメント・ルクセンブルク』が買収。史上初の“中華ミラノ・ダービー”として注目を集めた一戦だ。
 
 ホームゲーム扱いのインテルは、故障で前節を欠場したMFガリアルディーニが復帰。また、長友が左SBで10試合ぶりに先発を果たした。13節のダービーでは、レギュラーのアンサルディが対面のスソに完全に翻弄されたため、その代役として白羽の矢が立った格好だ。
 
 一方、中国資本になって初陣のミランは、出場停止のパシャリッチに代わってM・フェルナンデスがインサイドハーフで先発。その他はGKドンナルンマやFWデウロフェウなど前節と同様で、本田は大方の予想通り22試合連続のベンチスタートとなった。
 
 ビッグマッチでは珍しい12時30分にキックオフした試合は、開始早々の2分にミランがビッグチャンスを得る。相手のビルドアップをバッカが突いてボールを奪取。そこからM・フェルナンデスに繋ぎ、最後はゴール前に走り込んでいたデウロフェウがフィニッシュしたがブロックされ、その後のバッカのシュートも枠を外れた。
 
 序盤の主導権を握ったミランは両ウイングが決定機を創出。13分にはスソ、14分にはデウロフェウが敵ゴールをかすめるシュートを放った。
 
 一方のインテルも25分以降、インテンシティーを高めてミランの攻勢を封じる。そのなかで長友は対面のスソにマンマークで対応し、チームに安定をもたらした。守備からペースを取り戻したインテルは、相手の一瞬の隙を突いて試合を動かすことに成功する。
 
 36分、ガリアルディーニが自陣からロングボールを前線に供給。これに抜け出したカンドレーバがデ・シリオの背後を突き、最後は右足で冷静に流し込んだ。
 
 13節のダービーでも得点していたカンドレーバのゴールで先手を取ったインテルは、前半終了間際に再びミラン・ゴールに襲い掛かる。
 
 44分、イカルディとの連携で左サイドを突破したペリシッチがグラウンダーのクロスボールをペナルティーエリア内に供給。このボールをファーサイドでフリーとなっていたイカルディが難なく押し込んだ。
 
 2点をリードされて折り返したミランは、後半も左サイドのデウロフェウを起点に崩しにかかるが、相手の執拗なプレスを前にテンポを生み出せない時間帯が続いた。
 
 その後も相手の守備に苦しめられたミランは、57分にクツカに代えてロカテッリを投入。この交代策で中盤のパスワークにリズムが生まれ、即座にサイドに展開できるようになると、60分にバッカ、66分にデウロフェウが惜しいシュートを見舞った。
 
 ビハインドを追うミランは74分にソサに代えてラパドゥーラを投入。リスクを犯した攻めに転じる。一方、インテルは80分にCBのムリージョを送り出して逃げ切りの体勢を固める。
 
 ミランは80分にオカンポスと入れてゴール前の人数を増やす。その攻撃的な意識が83分に結果となる。CKの流れからスソが長友を交わして絶妙なクロスボールを供給すると、これをロマニョーリが押し込んで1点を返したのだ。
 
 そして、残り時間が5分を切ってから攻めるミランと守るインテルという構図で進んだ試合は、ロスタイムにドラマが待っていた。97分、右サイドからのCKをスソが蹴り込むと、中央のバッカがすらして、最後は攻め上がったサパタが左足ボレーを放つ。ポストに直撃したボールがゴールラインを割って、劇的な同点弾となった。
 
 これがラストプレーとなり試合は2-2で終了。公式戦通算218回目のミラノ・ダービーは、勝てば順位を入れ替えられた7位インテルにとっては痛恨、6位ミランにとっては歓喜となる結末となった。

最終更新:4/16(日) 13:58
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