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ミラノダービー、劇的ドローを生んだ要因。インテルはなぜ崩れたのか? 長友は守備で数的不利に

4/16(日) 13:40配信

フットボールチャンネル

現地時間15日、インテルとミランによるミラノダービーが行われた。前半はミランを上回り、2点をリードするなど試合を支配していたインテル。しかし後半にはミランに劇的な展開で追いつかれ、2-2のドローに終わった。なぜインテルは後半に崩れ、そしてミランは追い付くことができたのだろうか?(取材・文:神尾光臣【ミラノ】)

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ミラノダービーは2-2のドロー。正反対な指揮官の表情

 後半アディショナルタイムで2-2のドロー。何の因果か、2016/17シーズンのミラノダービーは2回とも同じ結果となった。もっとも前回土壇場で追いついたのはインテルだったが、今回はミランが粘ってドローをもぎ取った。

 前回、ドローに追いついたインテルのことを「チャンピオンズリーグで優勝したかのように喜んでいた」と皮肉ったヴィンチェンツォ・モンテッラ監督も、今回は選手と一緒に喜びを爆発させていた。「前回彼らがあんなに喜んだ気持ちも理解したよ」と、試合後の記者会見でも上機嫌だった。

 一方、インテルの方は悔しさも一層強い。ステファノ・ピオーリ監督の記者会見は「こういうドローはある意味敗戦よりもひどいと思われますが?」という地元記者の質問から切り出されたが、チーム側とファンの気持ちを適切に代弁している一言だろう。

 指揮官もまた、こう答える。「監督として、またファンの一人として、勝てなかったということは本当に悔しい。もう少しの注意があれば勝てた」

 確かに試合は、インテルの手中にあった。支配率もシュート数も最終的にミランには超えられたものの、試合のコントロール自体には成功していたのだ。後半38分までに2-0を保った展開はなるべくしてなったものだし、後手に回っていたのはミランであるようにも見えた。

 高い位置からボールホルダーを捕まえるような守備をして、速攻を繰り出すインテル。ミランのモンテッラ監督はそれを見越して、全体のラインを低めに設定してカウンターで応戦するプランを立てた。実際序盤はジェラール・デウロフェウの突破を軸に何度かビッグチャンスを作るのだが、散発的なものになり後が続かなかった。いつもなら、ウイングを走らせた後で後方の選手が連携で絡んでくるのだが、それがなかった。インテル陣営に切られていたからだ。

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