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【G大阪】身に染みるサポーターからのブーイング。劇的同点弾の倉田の胸中は?

4/16(日) 20:12配信

SOCCER DIGEST Web

「ダービーは勝たないと意味がない。ブーイングで間違いなかった」

[J1リーグ7節]C大阪 2-2 G大阪/4月16日/ヤンマー
 
 3年ぶりに実現した大阪ダービーは、倉田秋の執念の同点弾で通算7回目のドロー決着となった(通算対戦成績は22勝7分12敗)。
 
 C大阪に逆転を許し、敗戦濃厚となった後半アディショナルタイム、G大阪はCKから混戦を作り、倉田がペナルティエリア内で反転ボレーをお見舞い。長谷川健太監督も「秋がよく押し込んでくれた」と賛辞を贈る一撃で、窮地のチームを救った。
 
「このまま終わったらヤバイなと思っていたので、絶対に決めてやるという気持ちでゴール前に入っていった」
 
 2011年に期限付き移籍でC大阪に所属していた倉田は、同年開幕戦の大阪ダービーでも得点を挙げており、両軍でゴールを決めた初めての日本人選手として歴史に名を刻んだ(外国人選手も含めるとFWアドリアーノ以来史上2人目)。それでも、ライバルチームに主導権を握られ、大一番を勝利で飾れなかった悔しさから、ミックスゾーンでは反省の弁が続いた。
 
「ガンバはつないでずっとボールを保持するのがスタイルだけど、今日はそれには程遠かった。相手に走らされてかなりキツかったし、先制点を取った後にもうワンテンポギアを上げて畳み込まないと。良かったのは得点の場面だけで、俺のパフォーマンスも全体的にクソやった」
 
 試合後、スタンドに挨拶に向かった選手たちには、敵地に駆け付けたおよそ8000人のサポーターから容赦なく大きなブーイングが浴びせられた。しかし、そのことを問われた倉田は、「ダービーは勝たないと意味がないから」と理解を示す。
 
「たぶん、サポーターは(引き分けじゃ)満足しないんじゃないかな。この試合(大阪ダービー)だけは勝たないとアカン。それは俺らも分かっているから、(試合後の対応は)ブーイングで間違いなかったと思う」
 
 G大阪は今野泰幸やアデミウソンを故障で欠くうえ、司令塔の遠藤保仁も厳しいマークに遭い、思うように攻撃を組み立てられていない。この苦境をしのぐには倉田の活躍は不可欠であり、本人もそれは自覚している。
 
「(今は)相手のサッカーに合わせる傾向があるから、どんな状況でも自分たちのスタイルを貫けるパフォーマンス力をつけないといけない。今日はみんなに身体を張って守ってもらったけど、こういう試合で自分がやらないと。今年は10番をつけさせてもらって数字にこだわると言ったので、もっともっと得点がほしい」
 
 サポーターからの“檄”を力に変えられるか。チーム、そして新10番・倉田の真価が問われることになる。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)

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最終更新:4/19(水) 18:10
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