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【磐田】起死回生弾のアダイウトン、なぜ”超”嬉しいチームメイトからも怒られたのか?

4/16(日) 22:33配信

SOCCER DIGEST Web

中村俊輔のクロスに合わせてボレー弾! 待望の今季初ゴール!! 

[J1 7節] ジュビロ磐田 2-1 サガン鳥栖 2017年/4月16日/ヤマハ 
 
 アダイウトンが冷静に右足で合わせるボレー弾で、今季初ゴールを決めた。しかも88分に鳥栖に先制点を与えた1分後、まさにチームを窮地から救う起死回生弾となった。
 
 84分のアダイウトン投入後、布陣を3-4-2-1から4-2-3-1に変更。背番号15は再三にわたってアグレッシブに左サイドからドリブルで仕掛け、チャンスを作り出す。迎えた89分、中村俊輔が吉田豊のスライディングタックルをかわすフェイントからの技ありクロスを、冷静に右足ボレーで合わせてゴールへねじ込む。
 
 このアダイウトン弾が呼び水となり、磐田の猛攻は一段と勢いを強めた。そして90+4分、ムサエフの大逆転ゴールが生まれたのだ。
 
「とにかく1点を取らなければいけない状況で、気合が入っていた。先発でも、ベンチスタートでも変わらず、最善の準備をするだけだった。ゴールを目指す気持ちはなにも変わらず、そのメンタルも試されていた」
 
 そう熱く語るアダイウトンだが、1月30日に長男が誕生。誓っていた今季初ゴールがついに決まったとあって、「小さくひとりでゆりかごダンスをしたんです……」と告白。
 
 ただし、試合はアディショナルタイムに突入し、チームはあと1点を奪うために、1秒たりとも無駄にできない状況にあった。そのため、チームメイトとともにゆりかごを揺らす祝福パフォーマンスは“持ち越し”となってしまった。
 
「実は試合後、ロッカールームでゆりかごダンスについて、『いま、やる時じゃなかったでしょ!』と、ちょっと怒られました(苦笑)」
 
 アダイウトンは、もちろんこのゴールをサポーターも、チームメイトも……誰もが心の底から喜んでくれていることを知っている。ついに中村俊とのコンビネーションから1点が生まれた意味は、本人にとっても、チームにとっても大きい。

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 だからこそ次戦、アウェーで迎える8節・鹿島戦へ、一段とモチベーションを高めていた。
 
「失点をしても下を向かず、サポーターの大声援に後押しされて、前を向いてプレーできた。この勝利で自信をつけて、王者の鹿島に挑める」。そして、他のチームメイトにも子どもが誕生しており、「次もゴールを決めて、みんなでゆりかごダンスを踊りたい」と、2試合連続ゴールを誓っていた。
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
 

最終更新:4/17(月) 7:09
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