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「2SLDK」の「S」、「3LDK+N」の「N」ってどんな部屋?

4/18(火) 17:00配信

オトナンサー

 購入か賃貸かを問わず、お部屋を探している人にとって、金額とともに真っ先に検討するのが「間取り」ですね。一人暮らしの人なら「1R」や「1K」、夫婦と子どもの3人家族であれば「2LDK」など、家族構成やライフスタイルによって間取りも変化します。

 ところで、物件の間取り図を見ていると、「2SLDK」や「3LDK+N」といった、見慣れない表記に出くわすことがあります。「L」は「リビング」、「D」は「ダイニング」、「K」は「キッチン」ですが、さて「S」や「N」は何を意味しているのでしょうか。

 オトナンサー編集部が、住宅情報サイト「SUUMO」の池本洋一編集長に聞きました。

「居室」の条件を満たさない空間

 まず、池本さんによると、「S」はサービスルーム、「N」は納戸を示しており、いずれも同じ意味です。納戸とは、建築基準法における「居室」の条件を満たしていないスペースのことです。

 同法は居室について、人が長い時間を過ごすために、採光のために有効な開口部を床面積の1/7以上にしなければならないと定めています。しかし、窓のすぐ外に階段がある場合などは、この条件を満たすことができません。そのため、こうした部屋はサービスルームや納戸として扱われることになります。

「サービスルームと納戸に明確な区別はありませんが、納戸というと物置きを連想させてしまいます。居室としても十分な広さを持つことが多いため、サービスルームと表記するケースが多いようです」(池本さん)

 なお、居室かサービスルーム(納戸)かの判断に面積は無関係であり、サービスルームが居室より広くなるケースもあります。

サービスルーム活用すればお得?

 それでは、「S」「N」がついている部屋には、どのようなメリットがあるのでしょうか。金銭的に見ると、サービスルームがある分、2LDKよりもひと部屋多い2SLDKは当然、2LDKより高額になりがちですが、3LDKよりは安くなる傾向にあります。

「同じマンションで、間取りが全く同じであっても、2SLDKと3LDKが混在していることがあります。そうした場合、サービスルームを上手に活用できれば、2SLDKはお得と言えるでしょう。また、サービスルームは採光が少ない分、直射日光を避けたいものを置くスペースとして有効です」

 逆に、2SLDKのデメリットとしては、窓の目の前に階段があることで室外機を置けず、エアコンなどを取り付けられない場合があるほか、居室ではないため、コンセントがない部屋も。また、居室よりもカビや湿気が発生しやすいことや、ネットで「3LDK」を検索してもヒットしないため、売却時に買い手が現れにくいこともデメリットです。

「リビ充家族の言葉通り、子どもが中学生や高校生になっても個室にこもらず、快適なリビングにいる時間が長いご家族もいます。サービスルームは、採光が少ないデメリットがある分、割安なケースも。ぜひ、ご家族で部屋の使い方を話し合ってみましょう」

オトナンサー編集部

最終更新:4/18(火) 17:21
オトナンサー

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