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森友理事長長女、「100万円寄付」偽証の声に反論

デイリー新潮 4/18(火) 6:00配信

 嘘つきのレッテル貼りに躍起である。自民党は、100万円寄付について、「ドアホ理事長」を偽証罪で告発する構えだ。しかし、この4月1日に父親から理事長職を引き継いだばかりの長女、町浪(ちなみ)さん(32)は「自民党の主張は理解に苦しむ」と、猛然と反論する。

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「安倍晋三からです」

 森友学園が運営する塚本幼稚園を訪れた安倍昭恵夫人(54)はそう告げ、100万円を寄付したのか否か。

 世間の関心が最も高いこの問題を取り上げ、自民党は籠池泰典前理事長を追い詰めようと必死なのだ。

 3月23日の証人喚問で、籠池前理事長を問い質した自民党の西田昌司参院議員が説明する。

「籠池さんは、昭恵夫人から100万円を受け取った2015年9月5日の翌々日、幼稚園の職員が郵便局に払込に行ったと証言しました。その時点で、『払込取扱票』の依頼人の欄は籠池さんの妻である諄子さんが書き、『受領証』は空欄だったと。しかし、我々が依頼した筆跡の簡易鑑定では、『受領証』の修正テープで消された“大”“安倍晋三”“匿名”という文字も諄子さんの手によるもので、修正後の“森友学園”は別人の筆跡だと判明しました」

 つまり、「受領証」に文字が書き込まれた場所は郵便局なのだから、実際に払込手続きをしたのは幼稚園の職員ではなく、諄子さんではないかと見ているのだ。

 自民党としては、籠池前理事長の国会証言は嘘だったと立証するため、国政調査権を発動し、郵便局から「払込取扱票」の原本、籠池前理事長からは「受領証」の原本を取り寄せたうえで、正式な筆跡鑑定をすべきだと主張している。

■副園長の横で

 それに対し、籠池町浪新理事長は、自民党の言い分を真っ向から否定する。

「私が知っているのは、昭恵さんから寄付を頂いた日は土曜だったので、副園長である母が一旦金庫に納め、月曜日になって、“お願いね”と職員に100万円を払込に行かせたこと。職員が幼稚園から出ていく姿は見ていませんが、郵便局から電話をかけてきて、その電話に副園長が払込の指示などをしていたのを、私自身、横で聞いていました」

 従って、諄子さんが郵便局に行ったことはあり得ないという。

「それを、文字が一緒だから偽証だと言われても……。前理事長は記憶に基づいて証言しているので、たとえ日付などで勘違いの説明をしてしまっていても、嘘をついているわけではありません」(同)

 いつまでも、真相は藪の中。やはり、捜査機関が乗り出してこなければ、“森友問題”が終わりを迎えることはあるまい。

特集「『安倍昭恵』と大麻」より

「週刊新潮」2017年4月13日号 掲載

新潮社

最終更新:4/18(火) 6:00

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