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明るいボディと素材色のコントラスト ─ 新型スバル・XVのデザインが目指したもの(後編)

4/19(水) 19:33配信

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「ファン・アドベンチャー」を掲げた新型XVのデザイン・インタビュー。冒険心の要はどこにあるのか。後編はボディのサイド面から伺います。

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── さて、後編はボディのサイド面から伺います。まず、特徴的なホイールアーチモールの形状はどのような意図があるのですか?

「リズム感です。先代は、シンプルな同心円状のモールの一部を切り取ったものでしたが、新型は後方を四角くして、より強くリズム感を演出しています。ここもトレッキングシューズからの発想で、必要な部分にのみしっかり張り付いている表現ですね」



── そのモールは、ブラック以外にブルーなど他の色の設定は考えませんでしたか?

「実はやりたかったんですが、コスト面がありまして(笑)。ただ、今回素材色ではあるのですが、新しくシボを入れることでグレーにも見えるし、質感自体も上がっているんです」



── ルーフレールは、面がしっかりした形状になりましたね

「先代はシンプルなバーに樹脂の脚だったのですが、今回はすべてアルミの引き抜き材としています。脚も斜め45度にカットし、ルーフレールがあることで空力が悪化しないよう工夫しています」



── 先代同様、切削タイプのアルミホイールは18、17インチの2種類がありますが、それぞれのモチーフは何ですか?

「18インチは、コンセプトカーのVIZIV 2のサイドラインのV字をイメージして、それを5つ配置したものです。17インチは先代の正常進化版で、より立体感を与えました。いずれも、XVだけにマッチするデザインとして考えています」

── ボディカラーでは、オレンジの色合いがより明るく変更されていますね

「先代は、下地が透けないよう塗装の際に白を混ぜていたんですね。今回はラインを改良してそのままの色で塗装が可能になり、オレンジ色の彩度も上がったんです。新型のインテリアは全車オレンジのステッチを施しましたが、この明るいオレンジと合うように考えたものなんです」



── では最後に。新型はあくまでもXVとして、先代の評判をうまく引き継げたとお考えですか?

「はい。先代が評価された大径タイヤとプロテクターによる安定感、特徴あるホイールデザイン、そしてカラーアワードも受賞した新鮮なボディ色。これらすべての点で進化ができたのではないかと思います」



ハッチバックの「クロス化」は世界的な流行ですが、単にモールを追加して車高を上げただけでは物足りない。そこにどんなアクセントやスパイスを施すかが問われます。XVは、先代の成功でそのあたりの勘所をつかんだのかもしれません。

[お話を伺った方]

株式会社SUBARU
商品企画本部 デザイン部
デザイン部長兼商品開発企画部長石井 守 氏



(インタビュー:すぎもとたかよし)

最終更新:4/19(水) 19:33
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