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レアルが勝ちバルサが敗れたのはなぜか。CL準々決勝の明暗

4/20(木) 19:20配信

webスポルティーバ

 レアル・マドリード対バイエルンは、4月18日、19日に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝4試合の中で最も競った一戦だった。

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 昨季のCL覇者で、UEFAチームランキングで現在首位をいくR・マドリード。対するバイエルンは同ランキング2位。この両チームに同ランキング3位のバルセロナを加えた3強時代にある欧州サッカー界にあって、その1位対2位の直接対決は、準々決勝で見るには早すぎる一戦だった。

 ベスト4に過去3シーズン連続して駒を進めているバイエルン。だが、準決勝で敗れた相手はいずれもスペイン勢だ。2013~2014がR・マドリード(通算0-5)、2014~2015はバルセロナ(通算3-5)、2015~2016はアトレティコ・マドリード(通算2-2、アウェーゴール差)だった。

 スペインの両雄とは互角、アトレティコには有利の下馬評だったにもかかわらず、バイエルンは3連敗。実力は満たしているのに勝てない状態が続いていた。今季はどうなのか。

 過去3シーズンの敗因をひと言でいえば、対応力不足。バイエルンに即対応できたスペインの3チームに対し、バイエルンは対応できなかった。強者との戦闘に求められる心構えができておらず、面食らい、慌てた。

 バイエルンはドイツ国内において無敵を誇る。迫るのはドルトムントぐらいだ。1強の状態にあるブンデスリーガに対し、スペインリーグは2強+アトレティコだ。アトレティコも欧州クラブランキングでは、バイエルンに次いで4位につける。高い次元で拮抗した関係にあるスペインの3チームとバイエルン。注目すべきはR・マドリードというよりバイエルンの戦いぶりだった。これまで露呈させた悪い傾向から脱却できるか。

 しかし4年連続、バイエルンはスペイン勢相手に慌ててしまった。夢中になりすぎて我を忘れた。その結果、勝てる可能性の高い試合を落とした。昨季より戦力を上げていたのはバイエルン。横ばいを示すR・マドリードに対し、第1戦、第2戦とも、優位な戦いをしていながら、自ら好ましくない展開に持ち込んでしまった。

 第1戦では前半、先制点を挙げた。だがR・マドリードのトニ・クロース、ダニエル・カルバハルがイエローをもらい、やや浮き足だったかに見えたとき、アルトゥーロ・ビダルがPKを外してしまった。そして後半早々、同点に追いつかれ、ハビ・マルティネスの赤紙退場後に逆転弾を許した。第2戦でも、通算スコア3-3に追いつき、さあこれからという段になって、ビダルがレッドカードをかざされた。

 CL優勝3度を誇る名将カルロ・アンチェロッティが監督の座に就いていながら、試合巧者ぶりを発揮できなかった。“1強の悲劇“をさらけ出すことになった。

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