ここから本文です

平野美宇は「狼」も V逸中国監督は余裕強調「パニックになる理由ではない!」

4/20(木) 18:27配信

THE ANSWER

屈辱3連敗でアジアV逸、孔令輝ヘッドは平然「注意警報くらいの受け止め方」

 卓球のアジア選手権(中国・無錫)で日本勢21年ぶりとなる優勝を果たした平野美宇(エリートアカデミー)。準々決勝から世界ランク1、2、5位の中国勢を完全アウェーの中で次々撃破し、卓球王国に衝撃を与えた。しかし、中国代表の孔令輝ヘッドコーチは「一匹の狼がやってきただけだ」と余裕の構えを見せしている。ドイツの卓球専門サイト「my Tischtennis」が伝えた。

【動画】ITTF公式ツイッターで「電光石火」と紹介された平野美宇

 世界ランク11位の平野は、準々決勝ではリオデジャネイロ五輪金メダルで世界ランク1位・丁寧、準決勝では前回覇者で同2位・朱雨玲、決勝では同5位の陳夢と格上の中国勢から3戦続けて金星をマーク。1月に史上最年少で全日本女王となった17歳は、またも史上最年少でアジア女王に輝いた。

 世界の卓球界を牽引する中国の牙城を崩す結果となったが、記事でインタビューに応えている孔令輝ヘッドコーチは「パニックになる必要はない」と述べている。

「あの敗戦は間違いなく手痛いものだった」とした一方、「しかし、我々はポジティブな面も感じている。『狼が迫ってきている』という注意を受けたわけだ。そして、未だ日本チームに対しては大きなリードをしている。たとえ狼が現れても、パニックになる必要はない。注意警報、くらいの受け止め方だ」と語っている。

 日本に新星が現れたとしても、あくまでも中国の優位は変わらないという考えのようだ。

「一匹の狼が来ただけ」…第2、第3の出現歓迎「狼の群れならおもしろい」

 過去に中国人コーチ2人に師事していたことなどから、平野の背景には「中国からの影響」があるという質問を受けると「大きな助けになっている。中国での競争は、日本でトレーニングを積むのとは別物だ」と発言。中国卓球界のレベルの高さについて強調している。

 さらに、平野を「狼」と表現したことを問われると「長い年月が過ぎたが、一匹の狼がやって来ただけだ。パニックになる理由ではない!」と力説した上で、第2、第3の「狼」の出現を歓迎した。

「狼の群れだとすれば、とてもおもしろい状況になるね。他国の選手が成長していることに対し、我々は寛容であるべきだ。彼らが進歩すれば、我々もそうなる。オリンピック以降、各国はシステムだってのトレーニングに時間を割いている。単純な勝敗が最も重要なことではない」

 各国が打倒・中国を目指し、進化を目指している中、もちろん中国も卓球王国の威信をかけ、これ以上は負けるわけにいかない。

「今回、アジア選手権で敗退したが、もしワールドカップでも負けるとなると、その影響は計り知れない。10年以上、中国が卓球界を支配してきたわけで、プレッシャーというのを時に忘れがちであった。敗戦がどれほど辛いものか、わかるだろうか。だからこそ、先日の敗退は良いものになるだろうと思っているよ」 

 こう語ったという孔令輝ヘッドコーチ。平野に喫した屈辱の3連敗から再び闘争心を?き立てられた中国が、さらなるパワーアップを目指している。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:4/20(木) 18:37
THE ANSWER

記事提供社からのご案内(外部サイト)

THE ANSWER

株式会社Creative2

アスリートを目指す子供たちや競技者の育成とスポーツの普及をテーマとした総合スポーツニュースサイトです。