ここから本文です

星付きフレンチレストランの 知る人ぞ知るクグロフを手みやげに

4/20(木) 12:01配信

CREA WEB

 今回ご紹介する南青山のフレンチレストラン「ランベリー」はグルメ通にファンの多いお店。天然素材にこだわる“キュイジーヌ・ナチュレール”が高い評価を得て、ミシュランガイド東京で10年連続、星を獲得している名店です。

 ここのクグロフ(直径14センチ 2,000円)がおいしいです。

 クグロフはフランス・アルザス地方の伝統的な焼き菓子。焼き菓子好きの私は、ヨーロッパでも、日本でも、クグロフをみつけると必ず買って食べます。これまで何種類のクグロフを食べたか数えきれませんが、その中で、ランベリーのクグロフは最高レベルのおいしさです。

 ヨーロッパだと、ドライフルーツとたっぷりの砂糖を練り込んで焼きましたという感じの、いかにも家庭的な仕上がりのものも多いクグロフ。それはそれで素朴でおいしいのですが、このお店のクグロフはそうしたざっくり系クグロフとは対照的な、実に洗練された味なのです。

 切り分けるときに立ち上る香りから、うっとりさせられます。洋ナシのコニャックを使っているとのことです。しっかり甘く、けれども上品ですっきりした甘さは和三盆のしごと。たっぷりのクルミが香ばしさとほろにがさと心地よい歯ごたえというアクセントになっています。

 ひとくち食べると、“ああ、私の舌は今、贅沢をしている……”という気分になります。

ファッショニスタたちの手みやげとしても有名

 ブランドショップが並ぶ南青山という場所がらもあり、このお店のお客さんはおしゃれな業界の人々が多いです。おしゃれな人たちは、手みやげのセレクトも厳しくておしゃれ。

 そんな彼女、彼たちが、選んだランベリーのクグロフゆえに、“知る人ぞ知るクグロフ”になったのだと思います。

 見た目はシンプルで、味はとびきり贅沢。人数に合わせて切り分けられるし、しかも日持ちがする。おとなの気配りとセンスのよさがさりげなく伝わる点もポイントが高いです。

 おいしいものに目のない人にはもちろん、おしゃれな人にどんな手みやげを持っていけばいいのだろうか、と悩んだ時にもぜひどうぞ! 

 売り切れになることもあるので、確実に手に入れたい場合は、事前にご予約を。

ランベリー
所在地 東京都港区南青山5-2-11 R2-A棟 B1F
電話 03-6427-3209

肱岡香子(ひじおか きょうこ)
フードスタイリスト。雑誌、書籍、テレビ番組などで活躍。『東京手みやげ美人』(講談社)では、大好きなお菓子をシチュエーションや相手に応じて“手みやげリスト”として紹介。

肱岡香子

最終更新:4/20(木) 12:01
CREA WEB

記事提供社からのご案内(外部サイト)

CREA

文藝春秋

2017年9月号
8月7日発売

定価780円(税込)

100人の、人生を豊かにする1冊、1曲、1杯
本と音楽とコーヒー。

岡村靖幸×ほしよりこ
高橋一生「ひとり、静かな生活」

ほか