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岡崎慎司が漏らす苦悩。「守備でがんばる」評価はもう、お腹いっぱい

webスポルティーバ 4/21(金) 7:50配信

 試合終了のホイッスルが鳴ると、レスター・シティの選手たちは次々と崩れ落ちていった。芝生の上で天を仰ぐFWジェイミー・バーディーと、座り込んだまま動けないMFリヤド・マフレズ。奇跡のリーグ優勝を遂げた昨季から、今季はチャンピオンズリーグ(CL)という欧州の舞台に参戦したレスターは、ベスト8で姿を消すことになった。

■スペインの知将が岡崎慎司ほか日本代表14名を採点

 しかし、ホームスタンドから割れんばかりの拍手と「レスター」コールが沸き起こると、選手たちはひとりひとり立ち上がっていく。3年前は2部リーグに在籍し、1部に昇格した翌年も降格の危機に瀕したそのレスターが、CLで8強に進出──。下を向いていた選手たちも、最後は胸を張ってサポーターの声に拍手で応えていた。

 そのなかで、消化不良の感を強く残したのが岡崎慎司だった。先発出場を果たしながらも、第1レグに続いて前半の45分間だけで交代を命じられた。2試合合計で1-2で敗れたアトレティコ・マドリードとの試合後、思いの丈を口にした。

「チームがゴールを獲りたいときに交代させられることや、勝ちたいと思って戦術を変えるなかに自分が入っていなかったことに、悔しさを感じる。CL準々決勝の2試合で『戦術的な理由により』前半で交代と言われても、やっぱり悔しいというか。もちろん、自分がゴールを決めてこなかったことはあります。だけど、自分が試合に出るか出ないかは、チームの状況に委ねられなければならない、ということです」

 振り返れば、前半だけでの交代は今季6度目。もともとFWは交代の多いポジションだが、それでも決して少なくない数字である。アトレティコとの第1レグ、第2グとも「戦術変更」により交代したが、今季最大のビッグマッチを45分間だけで終えたことも事実で、悔しさをにじませていた。

 4-4-1-1のセカンドストライカーとして先発した岡崎は、中盤まで降下して守備を助けたり、サイドのスペースに飛び出して味方のパスを引き出したりと、立ち上がりから精力的に走った。普段よりポジションを後方に置く時間が長かったが、21分にはチームにとって前半最大のチャンスとなる決定機もあった。バーディーのグラウンダーのクロスボールにサイドキックで合わせたが、枠を外した。

 この時間帯までレスターはプランどおりのプレーができ、アトレティコに大きなチャンスを与えなかった。しかし、相手のファーストチャンスで失点。「アトレティコのアウェーゴールで戦術変更を余儀なくされた。あれで3ゴールが必要となり、戦い方を変える必要があった。実際に考えていたよりも早く、戦術を変更する必要があった」(クレイグ・シェイクスピア監督)。チームは3バックの3-4-2-1にシステムを変え、岡崎の代わりに長身FWのレオナルド・ウジョアを投入したのである。

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最終更新:4/21(金) 7:50

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