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闘莉王が“DF目線”でユベントスの堅守を解説 バルサ完封の要因は「GKから逆算できる強み」

Football ZONE web 4/21(金) 14:05配信

CL準々決勝で2戦合計3-0と圧倒した、イタリア絶対王者の強さを分析

 イタリア王者ユベントスは、19日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝バルセロナとの敵地第2戦で、圧倒的な攻撃力を誇るバルサ攻撃陣を枠内シュートわずか1本に抑え込み、0-0ドローに持ち込んだ。ホームでの第1戦で3-0の勝利を収めていたイタリアの絶対王者は、バルサを2戦連続完封する見事な戦いぶりを見せて4強に駒を進めた。今季からJ2京都サンガF.C.でプレーする元日本代表DF田中マルクス闘莉王は、「貴婦人」の異名を持つユベントスの充実ぶりについて、「GKから逆算できる強み」にあると分析している。

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 敵地カンプ・ノウでも、ユベントスはバルサ攻撃陣に対して揺るがぬ盤石さを示した。圧倒的な守備力を誇るユベントスだが、その強さの根底に横たわるものについて、闘莉王が独自の視点で考察している。

「バルセロナは(CL16強の)パリ・サンジェルマン相手にはホームで逆転できた(第1戦に0-4で敗れるも第2戦で6-1と勝利)。でも、ユベントスは違う相手だった。本当に守備が堅かった。守備をベースに試合に入るというのがユベントスの得意な形。それを可能にしているのは、ブッフォンの存在があるからだと思う。

 チームに良いGKがいると、ディフェンスを逆算できる。ユベントスはブッフォンから守備を計算していく。ブッフォンさえいれば、ゴールマウスを中心にペナルティーエリアから2、3メートル離れたところからミドルシュートを打たれても大丈夫。だからディフェンダーは、そのミドルシュートを捨てることができる。それが強みだと思う」

名古屋時代に自ら体感した「安心感」

 ユベントスの最終ラインには、“イタリア版BBC”と称されるレオナルド・ボヌッチ、ジョルジョ・キエッリーニ、アンドレア・バルザーリという代表トリオをはじめ経験豊富なDF陣が揃い、鉄壁の守備網を敷いているが、闘莉王は百戦錬磨の守護神ジャンルイジ・ブッフォンの存在こそが、ユベントスが鉄壁を誇る最大の要因だと説明している。

 相手のミドルシュートは、ブッフォンのセービング技術に対する全幅の信頼があるからこそ、あえて捨てる選択肢を持つことができる。DF陣は相手の攻撃オプションの一つであるミドルシュートを捨てることができるので、対峙した相手選手への対応に余裕が生まれるという。

 闘莉王自身も、2010年にJ1優勝を果たした名古屋グランパスで同じ強みを感じていたという。

「グランパスには楢さん(楢崎正剛)がいた。楢さんはある程度のシュートは簡単に止めてくれる。だから自分とマス(増川隆洋/現コンサドーレ札幌)も、相手のミドルシュートはどんどん打たせていた。あの時は逆に『どうぞ打ってください』というくらいの余裕を持ってプレーができていた」

 Jリーグ史上最高クラスのセービング能力を誇る楢崎が、後方に控える安心感――。闘莉王は、ペナルティーエリアから少し離れた場所からのミドルシュートはあえて打たせることで、対峙した相手選手の自陣ゴール前への侵入を防ぐことに全力を注げたという。

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最終更新:4/21(金) 14:05

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