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デーブ・スペクター 30年活躍できる背景に日本愛と日々の研究

4/22(土) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 かつては珍しがられた「外国人タレント」も今や当たり前になっている。入れ替わりの激しい中、30年の長きにわたって活躍し続けているのがデーブ・スペクターだ。『サンデー・ジャポン』(TBS)や『とくダネ!』(フジテレビ)といったワイドショーのコメンテーターとしてもおなじみだ。そんなデーブの「オンリーワン」な魅力とは?

 フォロワー数110万人を誇る彼のTwitterには、ユーモアあふれるダジャレが毎日投稿されている。

「フランス製のポテトチップスはパリパリ」
「頼れる観光地→すがる海峡」
「じゃんけんが得意な歌手→aikoでしょう」

 注目すべきはその「語彙力」だ。森友学園による国有地買収問題に端を発する話題に触れたときには、

「昭恵夫人の行き付けの喫茶店→公人コーナー」
「官僚用の風邪薬→ソンタック咳止め」
「籠池ファミリーが呼ぶタクシー→抵当無線」といったように、言葉の知識が多少なりとも求められるダジャレをつぶやいている。
 
◆外国人タレントとしての役割を自己プロデュース

 その日本語能力は、彼がまだアメリカ・シカゴに住んでいたころに育まれた。

 小学校時代、日本からワタル君という転校生がやって来て、『おそ松くん』や『巨人の星』といった漫画を見せてくれたことがきっかけで日本に興味を持つようになった。そして小学校とは別に、日本人学校にも通っていたという。
 
 そんな中で深めていった、日本の文化や笑いへの造詣が役に立つ時が訪れる。1983年、アメリカのテレビ局「ABC」のプロデューサーとして番組の買い付けのために来日したとき、関係者の目にとまり、『笑っていいとも!』(フジテレビ)の1コーナーに出演した。

 それは日本の風習やことわざの意味を外国人タレントたちに答えてもらう「クイズ なるほど・だ・ニッポン」というもので、日本のことを知らないからこそ繰り出される珍回答が人気を呼んだが、デーブだけは、すでに知っているかどうかは別にして、どう答えれば周りが面白がってくれるか、スタッフの期待に応えられるか考えることができた。ちなみに出演時、加山雄三にちなんで「デーブ・雄三・スペクター」と自ら名乗ってイジられている。

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