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「論理コトバ」を使って学びなおしをすれば、数学についての苦手意識が減っていくかも

4/22(土) 8:10配信

ライフハッカー[日本版]

数学の本質は、コトバにあります。
数学とはコトバの学問であるというのが、「数学とは何か」に対する私の答えです。計算が上手になるための学問ではありません。

・数学は人生を変えるためのもの
・数学はものごとの構造をつかむためのもの
・数学は納得をつくるためのもの
・数学は簡潔にわかりやすく伝えるためのもの

ひとつでも違和感を覚える1行があったなら、その違和感を大切にしてください。
(「はじめに」より)

こう記すのは、『「伝わらない」がなくなる 数学的に考える力をつける本』(深沢真太郎著、講談社)の著者。「ビジネス数学」の専門家として、数学をビジネスパーソンの人材育成に活用している教育コンサルタントです。しかし本人の表現を借りるなら、人に数学を教えているのではなく、人を数学的にしているのだとか。

つまり本書も、数学を新たな視点で眺め、ムダなものをそぎ落とし、大胆に考えていくことでその本質をあぶり出したものだというのです。いったい、それはどのような考え方なのでしょうか? 第1章「数学は頭を一瞬で整理する技術」から、要点を抜き出してみたいと思います。

数学が教えるのはコトバの使い方

この項で著者は読者に対し、シンプルな問いを投げかけています。

数学とは、いったい何をする学問でしょうか。
(22ページより)

著者が耳にした答えの多くには、「計算」という表現が含まれていたそうです。当然といえば当然ですね。しかし、数学の主役が本当に計算かというと、そうではないというのです。なぜなら計算は、単なる作業にすぎないから。もし数学が、計算することを主とする学問だとしたら、「数学=作業」ということになってしまう。たしかにそこには、大きな違和感があります。そして著者の数学に対する考え方は、次の1行に集約されるそうです。

数学とは、コトバの使い方を学ぶ学問。
(23ページより)

たとえば五角形の面積をどう求めるか考える際、「しかも」や「ゆえに」のように論理的なコトバ(著者はこれを「論理コトバ」としています)で事実をつなげていくことにより、五角形の面積を求める手法を説明できるというのです。

三角形の面積は「底辺×高さ÷2」で求められる。
↓しかも
どんな五角形も、3つの三角形に分けることができる
↓ゆえに
それら3つの面積を合計することで、五角形の面積を求めることができる。
(25ページより)

なるほど、「しかも」「ゆえに」で話をつなげていくと、五角形の面積の求め方が無理なく理解できます。つまり、「数学は計算する学問ではなく、論理コトバを使う学問」であるという考え方が、ここに集約されているわけです。そして、これが本当の数学の姿なのだと著者は主張してもいます。(21ページより)

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