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コメント投稿者はエンゲージメント率が7倍に?:FTの分析

4/22(土) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

コメント投稿者は、不当な非難を受けている。よくても「荒らし」、ひどい場合は匿名を傘に、善意の著者に対してヘイトスピーチ(憎悪表現)を投げつけると思われているのだ。

しかし、フィナンシャル・タイムズ(The Financial Times:FT)は、コメント投稿者に対して異なる印象をもっている。というのもFTは、数カ月に渡って、同社サイトにコメントを投稿するユーザーの行動分析を行った。その結果、コメントを残したユーザーは、コメントを残さないユーザーよりも同紙の記事を多く読み、サイト上でより多くの時間を費やし、より頻繁にFTに再訪することを発見したという。

エンゲージメント率が7倍

FTが正確な数字を公表することはないだろう。だが、コメントを投稿するユーザーは、しないユーザーに比べ、エンゲージメント率が7倍も高いと、同紙は述べている。

「これはニワトリが先か、タマゴが先かというような話だ」。こう認めるのは、サイト上でさらに活発なコメントスレッドを奨励し、議論に参加してくれる新規読者の獲得をめざすコミュニティマネージャーのライラ・ラプトポウロス氏だ。

FTに登録している人だけがコメントを残すことができるが、コメントを残すために身元を明らかにする必要はない。また、単に試し読みのために登録したのか、本格的に定期購読をしているのか(FTは64万7000人のデジタル版定期購読者をもつ)も問われない。最終的に、FTはサブスクリプションの登録数を勢いづけたいのだが、これにうまく合致する読者への働きかけの方法を考え出すことは難しいと、ラプトポウロス氏はいう。

オランダにおける事例

FTは2017年、「ユーロポプリスト(The Europopulists)」というシリーズに着手。オランダ、フランス、ドイツなど、選挙を控えている国々の政治的極右グループの台頭を追跡している。この12カ月間に、オランダのデジタルサブスクリプションの加入数は14%増加(全体の定期購読者数は8%増加)した。オランダの読者の関心の高さがわかる。

FTは、3月に選挙が行われたオランダで、政治的な展望について一連の記事を提供し続けてきた。また、オランダの日刊紙、アルゲメン・ダグブラッド(Algemeen Dagblad)と提携し、オランダの読者から政治的見解がどのように変化したかに関する反応を得ている。FTは200の回答を受け、もっとも洞察力のある内容を公開。この記事には90件のコメントがあった。

「それは堅調な数値だ」と、ラプトポウロス氏は述べた。ただし、最大のコメントを引き出すオピニオン記事に関しては、バラつきが大きいため同氏は、FT.com全体の平均コメント数を明らかにすることは控えた。「コメントの質は、よく考えられたものだった。コメントの質は量と同様に重要であり、投稿者の多くは、記事が政治的なニュアンスを反映していると肯定的にコメントしていた」。

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