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レアル“BBC”が称賛以上に批判される理由 「欧州最強トリオ」が背負う宿命とは

4/22(土) 20:32配信

Football ZONE web

尽きることのないバルサ“MSN”との比較論 「エル・クラシコ」でインパクトを残せるか

 4月23日、今シーズンのリーガのタイトルを占う一戦、レアル・マドリード対バルセロナの「エル・クラシコ」が、サンチャゴ・ベルナベウで行われる。スペインだけでなく欧州の頂点を常に争う2強の対決は、全世界の時計を止めると形容される決戦だ。

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 世界トップクラスの選手の競演――特にそのなかでも、それぞれの選手の頭文字を取った「BBC」と呼ばれるレアル・マドリードの元フランス代表FWカリム・ベンゼマ、ウェールズ代表FWギャレス・ベイル、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの3トップ、「MSN」と呼ばれるバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWネイマールの3トップの対戦は、“欧州対南米”の最強トリオの激突として近年高い注目を浴びている。

 残念ながら今回は、4月8日に行われたリーガ第31節マラガ戦(0-2)でネイマールが退場処分を受け、その際に審判を侮辱する拍手をしたとして3試合の出場停止となったため、両者の対戦は実現しないが、「BBC」と「MSN」、どちらのトリデンテ(三叉の槍)が優れているのかとの議論は尽きることがない。

 過去の数字を見れば、前者が1試合平均0.77得点、後者が1試合平均0.82得点(それぞれのリーガの過去3シーズンの1試合平均得点)と、どちらのトリオも高い数字を残しており優劣はつけがたい。だが、好き嫌いや応援するチーム、出身国の違いなどでその意見は大きく変わってくる。バルセロナのお膝元であるカタルーニャメディアは、「MSN」を称賛し「BBC」を卑下することはあっても、その逆の報道を全くしないことは一つの例と言えるだろう。

3人同時起用で生じる攻守両面での弊害

 ところがレアルの「BBC」に関して言うと、その類に入ることはない。称賛の声はもちろんマドリードメディアから上がるが、それ以上に批判や議論のテーマとして取り扱われることが多い。

 その理由は簡単だ。前述の1試合平均得点は叩き出しているものの、「BBC」が期待以上のパフォーマンスを安定して見せることができているとは言えず、チームとして考えた場合でも前線で待ち構える3選手を同時起用することで攻守のバランスの悪さが生まれてしまい、守備に戻らずにいるその姿が美しくないからだ。

 FWとして一番に評価されること、それはどれだけ多くのゴールを決めるかだ。その点に関して、BBCはしっかりと結果を残している。だが、その得点に至るまでの過程、チャンスメークに関する働きが批判の的となっている。

 サイドアタッカーであるはずのロナウドだが、ここ最近はスプリントを活かした縦への突破を見ることはない。縦への選択肢がないことから、相手DFは中央への切り込みを一番に警戒しておけば良いだけで、以前にあった恐さは完全に消え、良いリズムでチームが攻撃を仕掛けていても、そのリズムを壊してしまうシーンが最近では目立っている。

 ベイルに関しては、ウェールズ代表のように前線にスペースがある時は持ち前のパワーとスピードを兼ね備えたドリブルが効果を発揮するが、ゴール前で守備を固める相手が多いレアルでは、そのパフォーマンスを十分に発揮することができていない。さらに怪我で戦列を離れることが多いのも、良い印象を残すことのできない要因となっている。

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最終更新:4/22(土) 20:32
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