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自立しているからこそ本能で恋愛を楽しめる。何歳になってもピュアな恋ができる理由

4/22(土) 5:20配信

東京カレンダー

東京の恋愛観は、窮屈だ。

“適齢期”になると恋愛から結婚へシフトチェンジし、まるで義務かのように婚活に励む女性たち。

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そんな、型にはまった生き方を望む女性たちに、フランス留学経験がある杉山小雪(33歳)と日仏ハーフの夫・トム(26歳)は、強い違和感を覚えていた。

恋愛も結婚も、もっと多様性があって良いはずだ―。

画一的な恋愛観に縛られている東京の女性たちへ、恋愛先進国・フランスの価値観をお届けしよう。

これまでは、結婚という固定観念に縛られないフランスの考え方や、女性の年齢に対する価値観の違いを紹介した。さて、今回は?

<今週のお悩み女子>

氏名:夏海
年齢:27歳
職業:老舗宝飾ブランド 広報
住居:荻窪(実家暮らし)
ステータス:婚約中


小雪には、妹がいる。

5つ歳の離れた夏海とはとても仲がよく、小雪とトムは、月に1回共にランチをするのが恒例行事となっている。

今日も、オーガニック食材にハマっている夏海の提案で、天王洲アイルにオープンしたばかりの『ノズ バイ ティーワイファーム』に来ていた。自社栽培の無農薬野菜にこだわった、美味しいサラダが食べられるお店だ。

「夏海、結婚式の準備ははかどってる?」

愛おしい妹の顔を微笑ましく見つめながら、小雪は尋ねた。

現在婚約中、まさに幸せ絶頂のはずの夏海。

ところが、ケールのシーザーサラダがテーブルに運ばれてくるや否や、海運会社で働く婚約者の愚痴をまくし立て始める。

「それがさ、聞いてよ、お姉ちゃん!聡との結婚、考え直そうかと思うくらいの事件が勃発したの!」

おっとりして見える外見とは対照的な、甲高い声が店中に響きわたった。

「聡ってばね、結婚してからも働かなくちゃダメだって言うの。彼、年収だってそこそこ高いくせに、なんだかケチよね?酷いと思わない?」

トムは夏海の顔をまじまじと見つめた。夏海の言っていることがよく理解できなかったのだ。

視線に気づいた夏海は、トムに向かってにっこりと微笑む。

「私、専業主婦になるのが夢なんだもん」

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最終更新:4/22(土) 17:20
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