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人間が本当に必要な「睡眠時間」は何時間か?

4/23(日) 8:10配信

ライフハッカー[日本版]

Popular Science : 睡眠には本当に時間を取られますよね。推奨されている1日の睡眠時間(成人の場合は8時間)に平均寿命(アメリカでは78.8歳)を掛けると、なんと約9,587日になります。人生の3分の1は意識の無い状態で過ごすわけです。

進化論的見地からは、睡眠は文字通り時間の無駄ですが、そうは言っても、果てしない歳月を重ねて地球上のほとんどすべての生物が睡眠を取るように進化してきたわけですから、きっと重要に違いありません。

現に、身体のほぼすべての器官が機能するには睡眠が極めて重要な役割を担っていることが科学的に実証されています。

同時に、病気の有無、多忙なスケジュール、そして、加齢という単純にして回避不可能な現象により、睡眠に充てられる時間が違ってきます。そうなると、私たちには実際には何時間の睡眠が必要なのでしょうか。睡眠時間を短くする訓練はできるのでしょうか?

世間一般に知られている8時間睡眠

睡眠時間は何時間でもいいというわけでは決してありません。8時間は、間違いなく人間が自然に必要とする睡眠時間数であり、これには確固たる論拠があります。

太陽の光も一切の視覚的手がかりも無い実験室に被験者を入れて、夜は必ず9時間の睡眠を取る機会を与えるという実験が行われました。数週間にわたり被験者が毎晩これを実行したところ、常に同じ結果が出ました。それは、人間はどれだけたくさん時間があっても、睡眠に費やす時間は通常平均8時間になるということです。

8時間睡眠を支持する研究は他にもあります。さかのぼること1938年、Nathaniel Kleitmanという名の睡眠学者とその学生の1人がケンタッキー州のマンモス洞窟で32日間過ごしたという研究があります。

マンモス洞窟は、世界で一番深い洞窟で、太陽の光が完全にシャットアウトされた環境です。そこで過ごした期間の睡眠パターンを分析した結果、やはり1晩に8時間から8時間半の睡眠を取っていたことがわかりました。

では、睡眠時間が8時間より少ないとどうなるのでしょうか? 

それに関しては、多くのことがわかっています。2003年に、ペンシルべニア大学の睡眠学者、David Dinges氏と『Walter Reed Army Research Institute』の睡眠学者、Gregory Belenky氏が睡眠不足の結果に関して極めて重要な研究を行いました。この研究の目的は、人間は認知能力に影響を及ぼすことなく、どこまで睡眠時間を減らせるか調べることでした。

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