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「ネイマール不在」がクラシコに及ぼす影響とは バルサ最大の不安材料をデータで検証

4/23(日) 11:36配信

Football ZONE web

レアルとバルサの大一番を展望 「ボール支配率が低い試合」の傾向に着目

 全世界が注目する“エル・クラシコ”の開催が、いよいよ目前に迫ってきた。リーガ・エスパニョーラ首位のレアル・マドリードが、ホームに勝ち点3差の2位バルセロナを迎える伝統の一戦は、文字どおり優勝の行方を左右する大一番となる。今回はどのような試合展開となり、どんなドラマが生まれるのか。過去のクラシコと今季公式戦の戦いぶりを「InStat」社のデータを用いて振り返ってみたい。

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 まずは、2012-13シーズン以降のリーグ戦の結果と簡単なスタッツをまとめた(DATA-1参照)。成績はほぼ互角だが、バルセロナが4勝2分3敗と1つ勝ち越している。スコアレスで終わる機会はなく、ほとんどの試合で双方のゴールが見られるのもクラシコの魅力と言えるだろう(唯一の無得点は昨季一度目の対戦時のレアルのみ)。

 ボール支配率は長くポゼッションスタイルを築いているバルセロナが常に上回っているが、その差は少しずつ減少。特に今季第14節での対戦ではバルセロナ53%対レアル47%と、ボール支配率の数値が過去5シーズンで最も接近していた。

 リーグ戦では他の多くのクラブとの戦力差が大きいため、相手を圧倒する機会が多い両者。宿敵との一戦では自ずとボール支配率が低下する傾向にある点に着目し、今季ボール支配率が低かった試合においてどのようなデータが表れたのかをまとめた。

ネイマール不在はカウンターの威力低下に…

 かつてほどではないもののバルセロナは多くの試合でボールを保持しており、今季公式戦でポゼッションが60%未満となったのは13試合のみ(DATA-2参照)。保持する時間が減っても結果は残しており、唯一の敗戦はUEFAチャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマンとの第1戦(0-4)のみとなった。

 「InStat」社のデータでは試合のなかでの攻撃をポゼッション、カウンター、セットプレーの3つに分けており、バルセロナに限らずポゼッションの攻撃回数が最も多い。その各攻撃において、シュートを伴った割合が[DATA-2]下の円グラフとなるが、後に紹介するレアルよりも全体的に低い数値となった。

 そして今回のクラシコを語る上で外せないのが、ネイマールの出場停止だ。支配率が低めの試合において、ネイマールは13試合中11試合に出場。やはりポゼッションよりもカウンターの方が攻撃関与率は高く、ネイマールが欠場したスペイン国王杯準決勝第2戦のアトレチコ・マドリード戦(2月7日/1-1)でのバルセロナのカウンター攻撃回数(8回)は、このなかで最も低いものであった。

 ネイマールは今季1試合平均で14回のドリブルを記録しているが、ボール支配率が低い試合でも平均値に近い数値を記録しており、全体のプレー数から考えるとその比率は上昇。[DATA-2]で示したドリブルの開始位置を見ても分かるように、低い位置からボールを保持して前進できるのが強みだ。そのネイマールが欠場することで、ボールを前進させる上でどのような変化をつけられるかが、この試合におけるバルセロナの攻撃の鍵となるだろう。

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最終更新:4/23(日) 11:43
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