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【磐田】ムサエフの代役とは言わせない! 山本康裕が示した「僕なりにできること」

4/23(日) 8:00配信

SOCCER DIGEST Web

「走れるほうだと思うし、どんどん行っちゃいたいタイプでなので」

[J1リーグ8節]鹿島 0-3 磐田/4月22日/カシマ
 
 リーグ戦でピッチに立つのは、3節の大宮戦ぶり。スタメンは2節の仙台戦以来となる。ムサエフの欠場を受けて、ボランチで先発した山本康裕に、期するものがあっても不思議ではない。
 
「自分が思っていたほど、気合が入るというか、ガチガチになることはなくて。本当に、冷静にやれたと思います。この1か月の間、自分が何をしてきたか。試合に出られないながらも、やってきたことがあったので。それを上手く出せたかなと思いますけど」
 
 本人が語るように、久々とは思えないハイパフォーマンスだった。総走行距離12.64キロはチーム2位、スプリント20回は同1位。豊富な運動量を活かし、ピッチを縦横無尽に駆け回り、チームを助けた。
 
 ピンチになりそうな場面で、背番号23が阻止するシーンは少なくなかった。とりわけ、ボールホルダーへのタイトなチェックは際立っていた。ただし、相手に食らいつきすぎるきらいはあったが……。
 
「走れるほうだと思うし、どんどん行っちゃいたいタイプでなので。動きすぎる反面、(スペースを)空けちゃうことも多かったですけど、後ろや回りの声に助けられてできた。でも、前半は良かったけど、後半は捕まえられなかった。内容としては満足できないです」
 
 それでも、山本の機動力は間違いなく効いていた。鹿島の2トップや2列目だけでなく、高い位置を取るSBや攻め上がってくるボランチに対しても、アンテナを張り巡らせ、鋭い出足で潰しにかかる。中盤の位置から前に出て行く推進力や、精力的なプレスバックも光っていた。
 
 王者とのアウェーゲームで、訪れたチャンスを逃さなかった。「ムサ(エフ)の代わりはできないけど、僕なりにできることをやろうと」。その言葉通り、持ち味を十二分に発揮し、勝利に貢献した。
 
 カシマスタジアムで鹿島に勝つことは、「本当に難しいこと。このスコア(3-0)には正直、びっくりしている」と語るが、「みんなの頑張りを見たら、妥当な結果」と自信をのぞかせる。
 
 その“頑張り”の中で、山本の存在感は一際輝いていた。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 

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最終更新:4/23(日) 8:00
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