ここから本文です

食べている野菜のタネ、なぜまいてはいけないの?

4/23(日) 8:00配信

NHKテキストビュー

食用の野菜にもタネはあるのに、なぜ園芸店でタネが売られているのか。それは、多くの場合、食べている野菜のタネをまいてもうまく育たないからなのです……。恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんが詳しく解説します。



* * *


■タネは、成熟していないと発芽できない


トマトやキュウリ、スイカなどの実もの野菜は、実の中にタネがあります。でも、これらのタネが成熟しているとは限りません。食べているのが未熟なうちに収穫したものだった場合、タネも未熟で発芽できないのです。キュウリやピーマンのように若い実を収穫する野菜などが、これに該当します。


■ちゃんと育つとは限らない


野菜は大きく「F1品種」と「固定種」に分けられます。固定種の野菜は、自分でとったタネをまいてもうまく育つ一方、F1品種の野菜は、ちゃんと育つとは限りません。そして、最近の主流は、丈夫で育てやすいF1品種です。F1品種のタネ袋には、種苗会社の名前や所在地の地名などをつけて「○○交配」などと書かれているので見分けがつきますが、青果店で売られている野菜を見ただけでは、多くの場合は区別がつきません。だから、失敗したくないのなら、タネを購入してまいたほうがよいのです。



■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2017年4月号より

NHK出版

記事提供社からのご案内(外部サイト)

NHKテキストビュー

NHK出版

NHKテレビ・ラジオ番組の
各種テキスト 好評発売中!

料理・健康から生活情報まで、暮らしに役立つ
確かな情報満載のNHKテキストから、
選りすぐりのトピックスをお届けする情報サイト

NHKテキストビューの前後の記事