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独立系代理店クロスメディア、なぜ大手と張り合えるのか?:「透明性」が成功のカギ

4/24(月) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

メディアエージェンシー、クロスメディア(Crossmedia)の共同創設者でプレジデントを務めるカムラン・アスガル氏(TOP画像左)は、11月の感謝祭直前に、高級百貨店ノードストローム(Nordstrom)のアウトレット店、ノードストローム・ラック(Nordstrom Rack)の幹部から電話をもらった。ノードストローム・ラックは、WPPグループ傘下のエージェンシー、マインドシェア(Mindshare)と手を切ろうとしていたのだ。幹部は、「この2年間、我々は御社のことを考えてきた」と、アスガル氏に語りかける。「我々と交渉してもらいたい」。

クロスメディアでは、こうしたことが日常茶飯事になりつつある。同社は、「100%透明」で「分析能力の高い」独立系メディアエージェンシーを自称。そのため、透明性が欠如していると非難されている持ち株会社傘下のメディアエージェンシー各社のおかげで、業績を伸ばしているともいえる。

クライアントへの売り

「我々は、総合的なコミュニケーションプランニングと制作部門の協力がベースとなっている。売上は依頼料だけで、メディア取引では稼いでいない。そのため、透明性を保つことができる」と、アスガル氏は胸を張る。「想像してほしい。チームで闘ううえで障害がまったくないエージェンシーだ。理論的に素晴らしいだけでなく、それが日常なのだ」。

それがクライアントへの売りになっている。ドイツのリキュールブランド、イエーガーマイスター(Jagermeister)は2016年、エージェンシーサービスの統合を目指してクロスメディアと手を切ったが、感謝祭直前にクライアントとして戻ってきた。

イエーガーマイスターのブランドマネージャーを務めるクリストファー・ダン氏から見ると、クロスメディアはほかのメディアエージェンシーよりも透明性がある。「クロスメディアのスマートでデータドリブンな思考、創造性、すべてのメディアに対する持ち前の情熱が、我々を呼び戻した」と、ダン氏は語る。「クロスメディアは、我々のブランドを明確に理解しているだけでなく、社風も当社によく似ていると思う。それに、完全に透明性を保ってコミットする姿勢を評価している」。

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