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「えっ、えっ、えっ、え~」で最高得点。三原舞依が見せたシンデレラ魂

4/24(月) 11:56配信

webスポルティーバ

 平昌五輪プレシーズンを締めくくる世界国別対抗戦のチーム戦で、日本は3大会ぶり2度目の優勝を果たした。上位争いは最終種目の女子フリーの結果で左右される僅差の戦いだったが、日本の若手2人が初出場ながらも「今季最高の演技」を披露して、チームの勝利に貢献する活躍を見せた。

【写真】「浅田真央さんのおかげ」と感謝の三原舞依。来季は大胆なイメチェン?

 女子フリーの後半グループ6人は、全員がシーズンベストをたたき出すほどのハイレベルな戦いとなり、ほとんどの選手がミスのない演技だった。

 そんな中で、後半の2番目に滑った樋口新葉は、世界選手権での悔しさを晴らすように、本来のスピードある滑りから次々とジャンプを成功させてノーミスの演技を見せ、フリー日本歴代最高の145.30点をマーク。その流れと勢いに続いた三原舞依が完璧な『シンデレラ』を演じきり、樋口が出したばかり得点をさらに上回る146.17点を叩き出した。世界でも歴代4位という高得点だ。

 結局、この2人が女子フリーでは2位と3位になり、猛追してきたロシアを振り切った。またこの女子フリーでは、世界女王のエフゲニア・メドベデワ(ロシア)が女子初となる驚異の160.46点を出し、自身が持つフリーの世界歴代最高得点を更新して1位となった。

 この大会でショートプログラム(SP)もフリーも自己ベストを更新した三原は、持ち味の勝負強さを発揮した。安定感抜群のジャンプを軸に、演技も滑りもブレがない。五輪の団体戦にこれほどの適任者はいないと言ってもいいほど、チーム戦には欠かせない存在になったのではないだろうか。

「みなさんが頑張ってくださって、チーム日本が上位にいる中で、私が失敗して順位を下げるわけにはいかないということで、強い気持ちで最初から臨むことができたので、チーム戦は楽しかったです。

 先に滑った新葉ちゃんがノーミスですごい高得点だったので、私も続いていけるようにしたいなと思っていました」

 シニアデビューの今季は自己ベストを次々と更新するなど華々しい活躍が光った。だがこの日、日本歴代最高点の更新を記者から知らされた三原のリアクションは初々しかった。

「えっ、えっ、えっ、え~。知らなかったんですけど、すっごくうれしいです。世界選手権で自己ベストの138点を出したので、今回は140点を目指して滑っていたんですけど、146点という高得点をいただけると思っていなかったので、本当にうれしかったです」

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