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フランスの仲間やファンに愛された五郎丸。この挑戦が役立つ時がくる

4/24(月) 18:02配信

webスポルティーバ

五郎丸歩TOP14挑戦を検証する 後編

 3月19日の第21節グルノーブル戦、五郎丸歩は3ヵ月ぶりの出場を果たし、ソツのないプレーを見せたものの、周囲の評価を変えるまでには至らず、次週のスタッド・フランセ戦は出場できなかった。

【写真】五郎丸選手のあのポーズ

 その試合、RCトゥーロンは終了直前で逆転を許し11-17で敗れて、9月の第4節以来となる敵地での勝利を逃した。その翌日、ムラッド・ブジェラル会長はマイク・フォードHCの契約は今季限りであると発表した。

 すでに昨年10月に指揮官を交代していたこともあり、シーズン末まではフォード体制でいくと会長はこの時点で断言していたが、次節4月2日、欧州チャンピオンズカップでもしのぎを削るクレルモンに9-29と大敗すると、試合の翌日、フォードHCは解任となった。表向きは『双方の合意のもとの契約解除』だが、実のところは即時解雇だ。

 一説によれば、スタッド・フランセに11-17で敗れた3月26日の試合の翌日、フッカーのギエム・ギラドらフランス人を中心とした主力選手7人とマーク・ダルマゾコーチがブジェラル会長と密談を行なった。ここでの議題はおそらく、フォードHCの処遇問題だ。

 ディエゴ・ドミンゲス、フォードと2人のヘッドコーチが去ったあと、現在は1月からアシスタントコーチに呼ばれていたイギリス人のリチャード・コッカリルが指揮を執り、マット・ギタウが選手兼コーチとしてバックスを統括している。プレーオフ進出に向けて大詰めのこの時期に、五郎丸がウェールズ代表リー・ハーフペニーを差し置いてチャンスを得ることは「難しい」とコッカリルは話す。

「彼はグッドプレーヤーだ。しかし、このようなハイレベルのリーグでは、時間は与えられない。すぐに結果を出す必要がある。まったく違うカルチャーから来て、言語もまったく違う中での挑戦は厳しいことは理解できるが……」

 ハーフペニーやドリュー・ミッチェルらFB陣が揃って欠場、という事態にならない限り、ここからシーズン終了までの間に五郎丸が出場チャンスを得るのは難しそうだが、ほぼ全員が各国代表クラスのこのハイレベルなチームで過ごした今シーズンは、彼にとって大きな収穫であったことは間違いない。

 現地での五郎丸の評価だが、短絡的な判断を嫌う現地記者たちは出場時間の限られていた五郎丸を、彼のパフォーマンスについて判断することはしていない。「彼の実力を語れるほどプレーを見ていない」というのが彼らの言だ。

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