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緊急アンケート調査「下流と中流の差」「贅沢とはなにか」

4/25(火) 17:00配信

マネーポストWEB

 1970年代、“1億総中流社会”がはじまった。日本国民の実に9割が「自分を中流」と思っていた。それから数十年経って、「下流社会」という言葉が使われはじめた。はたして私の家庭は、中流なのか、それとも…。

 4月1~3日正午まで、本誌・女性セブンの読者であるセブンズクラブ会員の全国の20~80代の女性303人にネットでアンケートを行い、それを元に記事を構成した。

 あなたの家庭は「上流」、「中流」、「下流」のどれに当てはまる? との質問に、「上流」と答えた人は、2.0%、「中流」は66.0%、「下流」32.0%という結果に。

「周りを見渡すと、みなさん定期的に美容院にも行けてるし、子供も学校へ通わせられてる。私自身も、そうです。だからこれが日本の中流なんだと思います」(50代)

「友人には会社社長とかお医者さんの娘さんとか本当に上流って思う人がたくさんいます。私はそれほどじゃない。でも自分は専業主婦で子供を私立の学校に入れても暮らしていけてるから下流じゃない。だから中流です」(40代)

 アンケート結果を、社会学者の山田昌弘さんはこう分析する。

「記述式で答える“贅沢とはなんですか?”の回答を見ていると、ポイントは2つあります。

 バブル時代のように、人に見せびらかすブランド品などを贅沢というのではなくて、自分のこだわりが強くなっています。例えば、ステーキだったり、温泉旅行だったり。こだわりは人それぞれ違うけど、何より自分がそれに喜びを感じるかどうかが大切になっています。

 2つ目は、日常生活にしないことを、たまにすることです。例えば、いつもは発泡酒を飲んでいるけど、たまにはビールとか。

 またバブル期と比較しますが、あの頃は、日々の日常生活のグレードをアップさせようという動きがありました。だけど、今は時々でいいから、少しいつもと違うものの消費が、贅沢と捉えられています。

 32%が自分を下流と答えています。下流と中流の差は、その贅沢ができるかどうかです。自分がこだわっているちょっとした贅沢を実行できていない人たちが3割いるんでしょう。

 現代の下流は、テレビがなかったり冷蔵庫がなかったりする人たちじゃないんですよね。そもそも上流、中流、下流の定義はないわけですが、境目の意識も変わったのだと思います」

 芸能レポーターの東海林のり子さんは、自身の体験から、贅沢について語った。

「私は昭和9年に生まれました。20代で結婚しました。新婚旅行は伊豆で、それが最高の贅沢でした。海外に行くという発想がない時代でした。当時は1ドルが360円でしたから、一般的に、海外旅行にお金をかける余裕もありませんでしたね。

 その後、一億総中流といわれるような時代が来ました。1970年代ですね。家族で箱根旅行が贅沢でした。バブル時代は、ブランド物の洋服を買ったりバッグを買ったり。あの頃は、ヴィトンが人気でしたね。ハワイに行ってヴィトンを買うという時代でしたからね。

 今の贅沢は、孫ができたので、家族全員で旅行に行くことです。こうして考えると、いつの時代もだいたい、旅行ですね。アンケートを見ても旅行というかたが多い。時代を超えて、旅行は贅沢なのだと思います」

※女性セブン2017年5月4日号

最終更新:4/25(火) 17:00
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