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トルコ改憲派勝利 独裁政治開始でもリラは買われるか?

4/25(火) 20:01配信

マネーポストWEB

 4月16日、トルコで国民投票が行われ、改憲派が勝利した。そしてエルドアン大統領の権限が強化され、事実上の独裁政治となることが予想される。『独裁政治』と聞くと、一般的にはネガティブな印象を抱く人が多いようにも思われるが、実際のところトルコ経済にどんな影響を及ぼすのだろうか? そしてトルコリラ相場への影響は? FX(外国為替証拠金取引)のカリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんは、次のように解説する。

 * * *
 今回行われたトルコの国民投票において、改憲派が僅差で勝利いたしました。エルドアン大統領への権限集中が決定しましたが、今後トルコ経済はどう動くのでしょうか。

 はっきり言って未知数です。大統領に対して法的に「ノー」と反対する機能が失われてしまい、ネガティブに働くことも予想されますが、一方でエルドアン大統領が政策を障害なく推し進められることが良い結果をもたらす可能性もありますので、今の段階では何とも判断できません。

 ただ、トルコリラ円相場に関して言えば、選挙が行われた翌日、窓を開けて上昇し、国民投票の結果によってガラガラと下落するような事態は回避されました。また、この記事を書いている国民投票翌週時点では、今年1月につけた29.05円に対して、ダブル底のような形になっています。上昇の可能性を示唆するテクニカル分析の1つのサインですね。

 とはいえ、ここからV字回復して一気に上昇するとは言い切れません。まだ不透明な状況が続き、上がったり下がったり、という方向感に乏しい相場状況が続いた後に、少しずつ上昇するのではないかと私は考えています。

 そして、可能性は低いにしても、1月につけた29.05円を割り込んでくる可能性もあります。その場合はどういった相場展開が想定されるでしょうか?

 私は、1月につけた安値29.05円と2月につけた高音31.72円の価格差2.67円に注目し、もし29.05円を割り込んでくることがあれば、29.05円から2.67円分下落する可能性があると見ます。つまり26.50円、もしくは最悪26円くらいまで下落してもおかしくないと考えます。

 整理すると、「トルコリラ円相場は、しばらくモタついた後に上昇するのではないか」というのが私の見解ではありますが、もちろん下落の可能性が全く無いわけではありませんので、大勝利トレーダーになるためには、常に資金管理を怠らず、気を緩めず、最悪の事態も想定しながらトレードを行うことが必要です。

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最終更新:4/25(火) 20:01
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