ここから本文です

企業の面接担当者の4割が「見た目で採用したことがある」

4/25(火) 18:10配信

@DIME

2017年卒の学生を対象にした採用活動は、すでに3月には企業説明会が解禁となり、面接などの選考開始が6月に決定している(日本経団連加盟企業の場合)。スーツを着た就活生をオフィス街で多く見かけるが、では採用を予定している企業は、今の学生を見て何を思っているのであろうか? 学生がそれを知れば、内定獲得への近道となる。パナソニック株式会社は、2017年3月卒業予定の男子学生を面接する企業の採用担当者を対象に「男子就活生の身だしなみ」に関する調査を実施。採用・面接担当者100名が明かした、男子就活生の採用活動に関する本音は一体どのようなものなのか?

【グラフ】企業の面接担当者の4割が「見た目で採用したことがある」

■ 最近の男子就活生に面接担当の8割が「元気なし」と厳しい評価、「消極世代」の声も

はじめに、面接担当者に「2017年4月入社の男子新入社員に求める資質」を質問。その結果、1位「コミュニケーション力」(84%)、2位「協調性」(62%)と続き、”組織の中で上手く他人と仕事を推進していく能力”に高い支持が集まっていることがわかった。一方で、「行動力」(58%)、「積極性」(55%)など”自ら仕事を率先してこなしていく能力”も半数以上の面接担当者が求める資質に挙げた。

また、近年の採用活動をふまえて男子就活生の傾向を聞くと、81%が「元気がない」と回答。「もっと積極的に就職活動に取り組んでほしい」と考えている面接担当者も72%に及んだ。さらに、「2017年卒の男子学生は、どんな世代だと言えると思うか」という質問に回答してもらうと、「『あきらめ世代』…希望はあまり持たないようにしていると感じる」(40歳・男性)、「『消極世代』…仲間とグループ化して行動、 個人の意思がないから」(66歳・男性)など、打たれ弱く消極的な学生像が浮かび上がってきた。

男子就活生は全体的に、元気が足りないと思われている。しかし見方を変えれば、まだまだ就活でライバルに差をつけるチャンスを残しているといえる。

■ 面接は「話す内容」だけではない! 4割が “身だしなみで面接を通過させた”経験アリ

続いて、選考段階で多くの企業が実施する「面接」についてたずねた。すると、92%が「面接で身だしなみを必ずチェックする」と回答した。

具体的に面接担当者が「面接でチェックしてしまうポイント」としては、1位に「ネクタイがきちんと締められていること」(58%)、2位に「髪型が整っていること」(55%)、3位に「ヒゲの手入れがきちんとされていること」(52%)が挙がった。さらに、4割の面接担当者が「身だしなみが整っている男子学生を積極的に通過させる『見た目採用』を行なった経験あり」(40%)と答えている。

多くの学生が時間をかけて考える「志望動機」や「自己PR」などと同じくらい、少し意識をすれば整えられる「身だしなみ」が重要であるというのは、驚きの結果だと言える。「身だしなみ」をきっちり整えておくことは、「面接」の印象でライバルに差をつけるカギになるかもしれない。

■ 面接での印象を下げる3大NGポイントは、「整っていないヒゲ」「髪型」「ネクタイ」の順に!

では、どのような「身だしなみ」のポイントが面接での印象を左右するか。そこで、まず「整っていないと印象が悪くなると思うポイント」を挙げてもらったところ、1位は「(整っていない)ヒゲ」(47%)となり、2位「髪型」(42%)、3位「ネクタイ」(34%)が続いた。「ヒゲ」や「髪型」、「ネクタイ」を整えていないと、多くの面接担当者にはマイナスに捉えられてしまう可能性があるようだ。

実際に、面接担当者の62%が「身だしなみに全く気をつかっていない学生」に遭遇した経験があり、そんな学生の印象については、「髪型がぼさぼさだった。 印象が悪いので面接不通過とした」(45歳・男性)、「身だしなみは、清潔感や物事への興味関心度合いを表すと捉える。仕事においても、興味関心が薄い人材と判断してしまう」(55歳・男性)と厳しい判断が下される傾向にあることが窺える。

逆に、「面接の際に整えていると印象が良くなると思うポイント」を挙げてもらうと、1位「髪型」(62%)、2位「ネクタイ」(53%)、3位「スーツのしわ」(44%)の順となった。

具体的には「頭髪が学生っぽくなく、清潔感があること」(39歳・男性)、「やはりシャツ。ピシッとしていないと、だらしない」(38歳・男性)などが、思わず面接を通過させたくなるような「印象が良くなるポイント」として挙がった。

■ 大学ジャーナリストが語る、男子就活生の面接前の新習慣“リク盛り”とは?

今回の調査からは、多くの面接担当者が「面接で男子学生の身だしなみをチェックしている」実態がわかる。そこで、男子大学生側の思惑と、面接担当者の意識それぞれについて、就活関連の著作で知られる大学ジャーナリストの石渡嶺司氏は次のような見解を示す。

●男子就活生は周りに流され、出遅れ傾向に!? セミナーで前方に座る「意識高い学生」を笑っている場合ではない

男子学生の就職活動傾向を振り返ると、文部科学省調査による「学校基本調査」では、2000年代に入り男子と女子の就職率の逆転がはじまり、現在では16年連続で女子の就職率が男子を上回る状況が続いている。ここから最近の男子学生の就職は苦戦していると言えるかもしれない。男子学生の就職活動が苦戦する理由を一言で言うと、男子学生は就職活動で周りに流されやすい傾向にあるからだ。女子の場合、「就活、何もやってない」と学生時代のテスト前のようにお互いに予防線を張り合っていても、実は裏でこっそり進めているケースが多い。対して男子学生は、「就活、何もやってない」を信じがち。さらに就活セミナーで前の席に座っている学生に対して「意識が高い」と言ってみたり、根拠のない余裕に満ちているパターンが多く、苦戦してしまう姿が見られる。今回の調査でもそんな男子学生に対して「頑張ってほしい」と考えている面接担当者の声が聞かれたようだが、そんな男子学生の実態からは、うなずけるところだと言えるだろう。

●知り合いは家族や学内の友人だけ…他人との接点がない学生は、面接で不快感を与える学生になりやすい

男子学生の面接の場で、大きく差が出てくるのが身だしなみだ。特に男子が多い学部やサークルに属していたり、ふだん家族、学生の友人同士以外の外部と接触がない男子は就職活動でも身だしなみへの意識が低くなってしまいがち。リクルートスーツを着ていても靴がスニーカーだったり、無精ひげが残っていたり、 肩にフケが乗っていたり…など、他人に不快感を与えているか、そうでないかが、自覚できていない学生もいる。

そういう学生に限って、内面がどうこうという話をしてくるが、面接担当者の視点から言うと、「他人からどう見られているか、気を使うことができない学生は少々採用しづらい」という印象になる。営業職だけではなく、技術職や研究職であっても、チームの中で色々な人と気を使いあいながら作業することには変わりない。他人に不快感を与えるか否かは重要な要素。面接でも苦戦しそうな印象を受けるし、身だしなみに気を使うという意味では、女子の方が一歩リードしています。

●男子学生よ、女子ばりに“盛れ”!身だしなみを意識するだけで印象が変わる新習慣「リク盛り」

そこで、就活に苦しむ男子就活生におすすめしたいのが「“ちょっと”身だしなみを整える」新習慣、「リクルート盛(も)り=リク盛り」である。「身だしなみ」といってもとても高価なスーツなどを購入する必要はない。ヒゲを剃ったり、髪を整える、フケをはらうといった簡単な「盛り」レベルの身だしなみへの気づかいだ。それすらできていない学生が多いのが現状。たかだか、ちょっとの習慣だといっても、“大きく差がつく”新習慣になるのではないか、と思っている。ひょっとしたら“リク盛り”しないことで「お祈り男子」と呼ばれてしまう可能性も考えられる。男子学生のみなさん、ぜひ取り入れてみてはいかがだろうか。

■ヒゲ、髪、シャツを整える「リク盛り」で面接での印象3.5割増し

石渡氏の見解をふまえて、面接担当者に「リク盛り」について質問。その結果、82%の面接担当者が「“リク盛り”をすることで、面接での印象が『盛って』(良く)見える可能性がある」と回答した。さらに“盛って”見えると回答した担当者に、「どれだけ面接での印象が盛れると思うか」を聞くと、平均で3.5割という結果になった。

「身だしなみ」で大きく差がつけられる就活生向けのメンズグルーミング、“リク盛り”。これから始まる就活戦線を生き抜くための、男子大学生の面接前新習慣におすすめだ。

【調査概要】
調査対象:2017年卒男子大学生の採用活動を行なっている、または予定のある企業の採用・面接担当者100名
調査期間:2016年1月29日(金)~2016年2月1日(月)
調査方法:インターネット調査

文/編集部

@DIME編集部

最終更新:4/25(火) 18:10
@DIME

記事提供社からのご案内(外部サイト)

@DIME

小学館

2017年10月号
8月16日発売

定価600円

売り切れ御免!調理家電&ヒット食品
ふるさと納税 極ウマ返礼品・ベスト47
ホリエモン流 超仕事術公開
タイプ別 痩せるカラダマネジメント