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あのビットコインがこの1年で3倍に膨張していた! 

4/25(火) 19:11配信

会社四季報オンライン

 4月29日にトランプ大統領が就任してから100日が経った。トランプ大統領のアジェンダは企業減税やインフラ投資など経済政策が中心だったが、100日経っても具体的な進展は見られない。

 2001年にブッシュ政権が誕生した時も当初のフォーカスは経済だった。が、政権誕生から1年も経たないうちに9.11同時多発テロが起き、ブッシュ政権のフォーカスは経済からテロとの戦いに変わった。トランプ政権も同じような道をたどるのではないだろうか。直近の米国軍によるシリアやアフガニスタン攻撃、北朝鮮との緊張の高まりを見ると、ブッシュ政権の再来と思えてならない。

■ 「いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン」

 今月紹介する本は大塚雄介氏の『いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2017年3月刊)である。仮想通貨は大きな話題になっているし、その代表であるビットコインも人気爆発中であるが、実際に仮想通貨の仕組みを理解している人は少ない。仕組みを知らないからこそ仮想通貨にミステリアスで怪しいイメージがつきまとうのだろう。この本はビットコインの仕組み、購入・保管方法から、広い意味でのブロックチェーン技術について解説している。

 日本は仮想通貨が浸透していないぶん、電子マネーがかなり普及している。では、そもそも電子マネーとビットコインの違いは何か?  日本で使用されている電子マネーは基本的に日本円の代わりである。スイカやパスモは実際のおカネを入れてチャージするし、チャージした分の金額を使用することになる。

 もちろん電子マネーでポイントがたまるなどの特典はあるが、チャージした金額が勝手に増えたり減ったりはしない。一方、ビットコインは日本円にリンクしているわけではなく、1ビットコイン(btc)という通貨の単位が存在し、通常の為替のように日々変動する交換レートで取引される。実物がないものの性質は外国為替と変わらないのが特徴である。世界でビットコインが初めて実際の取引に使われたのは2010年で、当時は10万ビットコインでピザを2枚買った。ちなみに1万btcは現在13億円以上もする。

 実体のない、手で触れられないものなど信用できないという気持ちは理解できる。しかし、上場会社の株式も今では電子化されていて昔のような株券は存在していないが、それでも投資家は何一つ不自由しているわけではない。著者の大塚氏は将来的にはおカネはすべてデジタル化されていくと考えているようだが、ビットコインが本当の勝ち組になれるかどうかはわからないという。仮想通貨はほかにも存在し、ビットコインよりも技術的に優れているものがあるという。

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