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IBMが特許を取得、自動運転車向け「第3の頭脳」とは?

4/26(水) 9:10配信

ライフハッカー[日本版]

Popular Science : 自動運転が可能な車と人間のドライバーとの関係はなかなか複雑です。

しかし、IBMの研究チームが特許を取得した新たな認知システムが、人間と自動運転システムのどちらが運転を担うべきかという課題について、状況判断を助けてくれる可能性が出てきました。

新しいシステムの存在

このシステムは、人間のドライバーの疲労や精神状態、さらには走行中の車の状態などの要素を含むさまざまな指標に基づいて、判断をアシストしてくれます。まずは、車内に取り付けられたセンサーが、心拍数や視線の向いている方向など、ドライバーのさまざまな生理学的状態をモニターし、きちんと集中しているかを判定します。状況によっては、自動運転機能に任せたほうが安全に走行できるという判断を、認知システムが下すこともありえます。

また、このシステムは同時に、車の状態についても厳重に監視しており障害物やエラーなど、人間のドライバーがハンドルを握った方が安全だと判断される状況がないか見張っています。IBMが思い描いているのは、人間と自動運転車という2種類のドライバーを見守る、「第3の頭脳」のような存在です。

例えば、この認知システムがタイヤの空気圧のような、比較的小さなトラブルを検知したとします。この場合は、人間のドライバーが運転するほうが良いと判断するかもしれません。ただしこうした時でも、認知システムはその分析機能を使って、ドライバーがハンドルを握る準備ができているかを確認します。そして、それまでに集めたデータに基づいて、自らの判断やドライバーへの働きかけを行います。

自動運転車と人間のドライバーのどちらもまともに運転できる状況にないと判断される場合は、認知システムが自動で車を減速させ、安全な場所に停止させようとします。さらにこのシステムは、直接測定可能な項目だけでなく、ほかの自動運転車の運行パターンや事故の履歴なども判断の要素として考慮し、車の周囲の状況をよりくわしく知ろうとします。

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