ここから本文です

どこの脳番地を使っているかを意識すれば、脳はまだまだ成長できる

4/27(木) 12:10配信

PHP Online 衆知

植物と同じように脳も育てられる

※本記事は、加藤悛徳著『100歳まで脳は成長する 記憶力を鍛える方法 』(PHP文庫)より一部を抜粋編集したものです。

みなさんは植物の育て方を知っていますか? 朝顔、ヘチマやキュウリなど、少なくとも学校の授業や生活の中で、育て方を習った記憶があるでしょう。光にあてて、水をやったり、肥料をあげたり、ある時期には水をやり過ぎないようにしたり、といった育てるポイントをご存じだと思います。
では、脳はどうでしょうか。実は、私たちは今まで「脳の一生」についてほとんど知ることがありませんでした。脳には何が必要で、どうすれば成長するのかわからないまま生活しているため、知らず知らずのうちに衰えさせていたわけです。しかし植物の一生を知ることで育て方がわかるように、「脳の一生」を知れば、脳も自分の思うままに育てることができるのです。
実は植物と脳では育て方にあまり違いはありません。もちろん、脳は光合成をしませんし、水も体に必要な分だけで十分です。ただし、光や水に代わる必要な要素がいくつかあります。それは「情報」や「経験」です。
これらの必要な要素がわかっていれば、植物と同じように脳を育てることができるのです。
MRIという装置を使い、私は今までに1万人以上の人の生き方とともに脳の画像を診断してきました。約30年かかって脳の成長の原理を手にしましたが、これが実に植物に似ています。脳内での葉の茂みにあたるのは、神経細胞が詰まった皮質と呼ばれる部分で、画像で見ると白くモコモコした部分です。枝はネットワークをつかさどる神経線維です。画像で見ると、脳全体がまさに一本の樹木のように見えるのです。
樹木は1本1本、枝ぶりと葉の茂り方が違います。脳も同様に、その形は一人ひとりに違いがあります。一人として同じ形の脳はないのです。脳の強い部分は枝ぶりが太く、弱い部分は貧弱になります。葉も多く茂っている部分はよく発達している、という具合です。
脳を成長させることは、50歳を過ぎてからでもけっして遅くはありません。世話を怠たらず、育てることをやめない限り、どんどん育ち続けます。
「私の脳はもう枯れているだろう」と思ってしまったら、枯れるように自分が育てているということなのです。

1/3ページ

最終更新:4/27(木) 12:10
PHP Online 衆知

記事提供社からのご案内(外部サイト)

マネジメント誌「衆知」

PHP研究所

発売日6月27日(隔月刊)

定価1080円(税込)

衆知を集めて経営・人生の王道を歩むために。「衆知」は、雑誌×オンラインで、ビジネスリーダーを応援しています。