ここから本文です

こんな人は要注意! 高齢ドライバーの認知症を疑うべきポイント8選

4/27(木) 17:17配信

オトナンサー

 昨今、ニュースなどで大きく取り上げられるようになった、高齢者のドライバーによる交通事故――。

 こうした現状を受けて今年3月から、75歳以上の人は免許更新時、認知症に関する検査を受けることに加えて、認知症の恐れがある場合は、追加で適性検査を受けることや医師の診断を受けることが義務付けられました。

 オトナンサー編集部では、自動車を運転する高齢者が認知症かどうかを判断するポイントについて、愛媛県立医療技術大の野村美千江教授に聞きました。75歳以上のドライバーの方や、そのご家族の方は参考にしてください。

交通事故につながる「見当識障害」

 野村さんによると、認知症の症状には記憶障害以外にも、筋道を立てた思考ができなくなる「判断力の低下」や、時間や場所など自分が置かれている状況を正しく認識できない「見当識障害」などがあります。「運転中に見当識障害を発症する頻度が多くなると、重大な事故につながりかねません」(野村さん)。

 運転中に以下のような項目があれば、認知機能の低下が疑われるといいます。

・標識や信号を見落とす

・歩行者や他の車の発見が遅れる

・安全確認や一時停止を怠る

・近づいてくる車の速度を的確につかめない

・狭い道で車をこする

・バックが下手になった

・長時間の運転ができなくなった

・同乗するのが怖いと言われる

高齢者の4人に1人が認知症または予備軍

 ほかにも「センターラインを越える」「路側帯に乗り上げる」「車庫入れがうまくできない」「知らない道に出るとパニックに陥る」「車間距離がとても狭い」といった項目もあります。

 厚生労働省によると2012年時点で、認知症患者数は全国に約462万人、高齢者の約7人に1人と推計されます。正常と認知症の中間である、軽度認知障害と推計される人は約400万人で、認知症の人と合わせると、高齢者の4人に1人が認知症、もしくはその予備軍といえます。

「認知症高齢者による自動車事故は他人事ではありません。当てはまる項目が一つでもあれば、運転が危なくなってきている証拠ですので、本人はその自覚を持ち、ご家族も注意が必要です」(野村さん)

オトナンサー編集部

最終更新:4/27(木) 18:58
オトナンサー

記事提供社からのご案内(外部サイト)

オトナンサー

株式会社メディア・ヴァーグ

日々報じられるニュースの中から気になる話題をピックアップし、掘り下げた記事や、暮らしに役立つ基礎知識などをお届けします。