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元号表記が復活したしんぶん赤旗 振り切った政権批判を展開

4/28(金) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 しんぶん赤旗は、日本共産党が発行する政党機関紙で、毎日発行の日刊紙と、日曜版がある。2017年1月公表の部数は113万部、記者数は日曜版の40人を含めて、約300人。東京本局と、国内に総支局9か所、海外に5か所の支局を持つ。

 日本共産党創立の6年後の1928年、赤旗(戦前の読みは「せっき」)として創刊された。戦前に中央委員の逮捕、戦後にはGHQ指令を受け、2度も発行停止になった。その弾圧の歴史の中から、「党と国民との結びつきを広げる最良の媒体としての役割を果たす」というスローガンを掲げ、「一般の報道機関にはない視点や角度でニュースを伝える」としている。

 一般の報道機関にはない視点や角度とは、今でいえば振り切った「安倍政権批判」である。

 4月13日付の赤旗1面を見ると、「安倍政権 “重大問題にはフタ”で新たな暴走」とあり、政治面では、「厚労委に差し戻せ 介護保険法等改悪案 委員長に共産・民進」や、森友学園問題については「国政私物化という構図」、「本音は『戦争できる国』」「疑惑・隠ぺい・暴言…全てフタ」などと、両論併記を旨とする一般紙では考えられない強い論調で政権批判に邁進している。

 もちろんそれだけではなく、運動面では「浅田真央の引退」、経済面では「東芝の監査なし決算発表」の記事も掲載されており、テレビ番組表もある。

 一方で政党機関紙らしく、東京都議選の候補者紹介や、党国会議員の国会質問の詳録もある。今年4月1日には、そんな赤旗の「表記」がニュースになった。

 28年ぶりとなる紙面での元号表記復活である。「天皇制と関係が深い元号を国民に強制すべきではないとの立場だった」が、平成に換算するのが煩わしいという読者の声を受け、柔軟路線に転じたという。もっとも、元号を使うのは1面欄外の日付の部分で、記事に関しては従来通り、原則として西暦で書く。

※週刊ポスト2017年5月5・12日号