ここから本文です

性別にとらわれない、多様な生き方が可能な社会へ

4/28(金) 11:50配信

政治山

性別にとらわれない多様な生き方へ変化の兆し

 「女性活躍推進法」施行から1年。国、地方公共団体、そして大企業は、女性の採用比率や継続勤務年数の男女差、労働時間の状況、女性管理職比率等の状況把握・分析を踏まえ、数値目標や取組内容等を盛り込んだ「事業主行動計画」を続々と公表しました。

 その後、現場ではどのように計画が実行されているのでしょうか?国や地方公共団体は取組の実施状況の公表が義務とされていますが、大企業は定めがなく、取組実施や目標達成についても努力義務となっているため、実際の進捗を外部から知ることは難しい状況です。

 さらに、日本の企業の9割を占めると言われる中小企業は、「事業主行動計画の策定」ですら努力義務となっており、日本社会全体としての「法律による女性を取り巻く環境の変化」が肌感覚として全くわからない状況です。しかし、社会には少しずつ、「性別の固定観念にとらわれない多様な生き方を求める」変化の兆しが見えているのです。

「男性の生きづらさ」に注目が集まっている

 その変化の兆しとして、社会が「男性の生きづらさ」に注目し始めたことが挙げられます。「男は正社員で定年退職まで働くのが当たり前」「家族を養い守るのは男の責任」「男は弱音を吐いてはいけない」といった固定観念に男性も「生きづらさ」を感じていることがわかってきました。「男性学」の登場により、表面化したのです。「男性学」とは、「女性学」から派生して出来た学問で、男性が男性であるがゆえに抱える悩みに目を向ける学問で、最近メディアに頻繁に取り上げられています。

 男性学を専門とする田中俊之さんの『男が働かない、いいじゃないか!』(講談社+α新書)によると、男性学の役割は、「これまであまり注目されてこなかった男性特有の悩みや葛藤の輪郭を明確にし、解決の糸口を見つけ出すこと」。これほど社会で男性学の需要が高まっているということは、男性はもちろん女性も「性別の固定観念にとらわれない多様な生き方をしたい」と願う意識の現れなのではないでしょうか?

1/2ページ

最終更新:4/28(金) 11:50
政治山

記事提供社からのご案内(外部サイト)

政治山

株式会社VOTE FOR

政治山は政治・選挙情報のポータルサイト
です。選挙において投票の判断材料となる
記事、候補者紹介・比較、動画、調査分析
などをお届けします。