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新型マツダCX-5という選択──感覚に忠実なクルマに乗りたい

4/28(金) 23:01配信

GQ JAPAN

マツダがさきごろCX-5の新型を発売した。スタイリングはキープコンセプトだが、それで早合点してはいけない。静かになって、しかも操縦の楽しさがぐんとアップしている。

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■マツダのなかで、いまもっとも売れているSUV

日本におけるマツダ車の売り上げは、実に約4割がSUV(スポーツ多目的車)だという。同社の小飼雅道社長兼CEOは、セダンの比率を今後増やしてきたい、と語ったようだけど、新型CX-5はさすがにSUVのマツダ?だけあって、よい出来だった。

2017年2月に販売を開始した新型CX-5。ガソリン・エンジンは2リッターと2.5リッター、ディーゼルでは2.2リッターを用意する。どちらも前輪駆動と4WDの2本立てだ。

一見“本当にモデルチェンジしたの?”とギモンに思ってしまうかもしれないけれど、従来型と並べてみると、顔つきはあきらかにシャープになっている。ボディサイズは従来モデルとほぼおなじで、全長4545mmに全高1690mmの車体は使い勝手がよく、後席にも充分な広さがある。

同時にクリーンな造型で、かつ品質感を重視した作りの内装は、輸入車の好敵手だ。実際に、たとえばフォルクスワーゲンと比較検討しているひとは、ぼくの知り合いにも数人いる。

このクルマが売れているのは、“ほどよいサイズのSUV”という狙いがよかっただけでなく、マツダの走りへのこだわりゆえでもある。

マツダは新型で「感覚」を大事にしたという。それはたとえば、サスペンションのチューニングにしても、乗員のからだの重心位置とクルマの動きかたを元に決めていったそうだ。「エンジン出力も運転者の感性を大事にしました」と開発担当者はいうぐらいだ。

■気持ちいいクルマの条件とは?

マツダの新型CX-5の乗ってわかる最大の特徴は走りのよさだ。とくにナチュラルさが際立っている。ナチュラルとは、つまり、走っていて気持ちがいいなあ、と感じられるクルマである、ということだ。

それは加速性能に即していうと、「アクセル・ペダルをゆっくり踏み込んだときは、じっくり加速するようにしています」というような味付けのことでもある。そこらへんがナチュラル感に結びついている。

ということは反対に、「すばやく踏み込んだときは、力強い加速が得られるようにトルクの出方を調整して、期待どおりの加速性が得られるようにしています」(開発担当者)ということでもある。「だから、気持ちのよい走りになっているんだと思います」

アクセルを踏み込んでいくときの加速度が、人間の期待値と合致している。それはかならずしもエンジン出力の数値の問題ではない。

ぼくが試乗した「25S(Lパッケージ)」はそれがよくわかる優れた出来だった。2488ccの直列4気筒エンジンは140kW(190ps)の最高出力と251Nmの最大トルクを発生する。低回転時は“静かだなあ”という快適性の印象が強いが、軽くアクセルペダルを踏み込むと、すばやい加速をみせる。エンジンは2000rpmも回っていれば力は充分な力を発揮する現代的な設定だ。

ところで、メーカー発表の燃費はリッター14.8kmというが、うまく運転すればもっといいかもしれない。とはいえ、CX-5には、ドライブセレクションというスイッチが備わっていて、走っているうちに燃費のことはさておいて、「スポーツモード」を選択したくなる。このモードではエンジンの燃料噴射タイミングが変わるとともに、同時にシフトアップポイントも変わって、ノーマルモードよりも低めのギアを引っ張るので、パワフル感が増す。これがまた、気持ちよかった。

ディーゼルエンジン搭載の「XD」にも乗ってみたが、ガソリンの「25S」に比べると、やはりエンジンのこもり音が気になった。ぼくは、ガソリン仕様を選ぶ。

文・小川フミオ

最終更新:4/28(金) 23:01
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