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【YOUはどうしてJリーグに?】J2岐阜の元スペインU-21代表MFシシーニョ。病気や怪我を乗り越え、ついに叶った日本移籍

フットボールチャンネル 4/28(金) 7:20配信

 Jリーグにおける外国籍選手といえば、ブラジル人や韓国人のイメージが強い。しかし、近年その傾向は弱まり、ヨーロッパからも多くの選手が日本でのプレーを選ぶようになった。彼らはどんな思いを胸にJリーグのピッチに立っているのだろうか。第2回はJ2のFC岐阜で抜群の存在感を発揮するスペイン人MFシシーニョのJリーグへの憧れに迫った(不定期連載です)。(取材・文:舩木渉)

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Jリーグとの出会いは3年前。福岡がお気に入りに

「こんにちは! あなたとコンタクトを取りたいのですが、僕はどうすればいいですか?」

 これを読んでいる皆さんは覚えているだろうか。2016年9月のこと、ある1人の外国人選手が当時J1のアビスパ福岡にツイッターでラブコールを送った。

 シシーニョ・ゴンザレス・マルティネス。

 スペイン・カスティーリャ=ラ・マンチャ州のアルバセテ出身で、“シシ”という愛称で知られている。U-17スペイン代表時代にはダビド・シルバ(現マンチェスター・シティ)やセスク・ファブレガス(現チェルシー)、ホセ・マヌエル・フラード(現エスパニョール)らと共にU-17世界選手権準優勝を経験しているMFだ。

 バレンシアの下部組織時代にはスペイン最高の才能と称賛を浴びた小柄なコンダクターは今季からFC岐阜に加入し、「シシーニョ」という登録名で早くもチームの中心の1人として活躍している。本人曰く「念願叶って」のJリーグ移籍はいかにして実現したのだろうか。

「スペインにいた時、日本人の友だちがアビスパ福岡のファンだった。それで3年前からアビスパ福岡の試合を見始めて、チームの動向を追いかけていたんだ」

 いまから3年前、シシーニョはスペイン1部のオサスナに在籍していた。その年の夏、所属クラブは1部から2部へ降格してしまうのだが、当時日本で販売されていた欧州サッカーの選手名鑑に名前や写真が載っているほど実績のある選手である。そんな彼はアビスパ福岡のファンになった。

 その後2015年の後半は韓国2部の水原FC、2016年はポーランド1部のレフ・ポズナンとギリシャ1部のヴェリアで半年ずつプレーし、今年念願のJリーグ移籍を叶えた。福岡へのアプローチは実らなかったが、どういった経緯で来日を実現させたのだろうか。

「日本でプレーしたくて、『Jリーグに行きたい!』と代理人に話しをしたんだ。そうしたら彼が日本の代理人やクラブに連絡をとってくれて、オファーをもらえた。その時は本当に嬉しかったね」

 シシーニョはFC岐阜加入後、すぐさま主力に定着した。身長168cmのMFは、Jリーグのピッチでも小柄さが一際目立つ。基礎技術のレベルが高く、簡単にボールを奪われない。両足から繰り出される高精度のパスはJ2のレベルを飛び越えて、世界基準を示してくれる。

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最終更新:4/28(金) 15:18

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